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Apr 27, 2015
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カテゴリ:カテゴリ未分類
    ネパールの大地震、たいへんなことになってますね。
    エベレストでの雪崩で日本人も遭難したとか。
    あちらの建物はレンガ積み上げただけだから、余計被害が大きかったのでしょう。
    日本政府も国際緊急援助隊をネパールに派遣したそうですが、70名くらいで足りるのかしら?
    言葉が通じないとこだから、あんまし大勢行っても却って足手まといになるのでしょうね。
    なんとかこれ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです。
    被災された人々にお見舞いを申し上げます。
  • img_cyapi_8839.jpg
  • img_cyapi_8840.jpg
  • 織田信長や豊臣秀吉らと会見したポルトガル人宣教師フロイスは日本の公衆便所について、とても清潔で文化的だと言っています。
    日本の公衆便所は少なくとも桃山時代には存在してたようです。
    司馬遼太郎の小説を読むと、高貴な方のトイレは畳敷きの小部屋に便器が設置してあって、香炉を焚き、便器の穴の底には鳥の羽毛がぎっしり敷き詰められてたとあります。
    なんと云う優雅さでしょう。
  • img_WesternRestroom_0001.jpg
  • この時代、ヨーロッパでは、おまるの中身を窓から往来に投げ捨てていたのですからひどいものです。
    中世から近世にかけての数百年間、パリの路上には人や動物の糞尿があふれ、腐った食品のくずが散乱し、セーヌ川には屠殺された牛や豚の臓物や血が途切れることなく流れ込んだそうです。
    うっかり道の端を歩こうものなら、頭上から容赦なく屎尿がぶちまけられました。
    街は悪臭に満ち、それは王宮にまで及よび、ひとたび疫病が発生するや、あっという間にパリを席巻し、数千数万の人々の命を奪ったのです。
  • img_WesternRestroom_0002.jpg
  • 実はヨーロッパにおいても、水洗便所はずいぶん昔から発達してたのです。
    ローマ時代の遺跡をみると、個室の囲いはないものの、便器の下には水が常時流れてて、糞尿は即座に流されていったようです。
  • img_WesternRestroom_0003.jpg
  • それがローマ時代より後になると、水洗便所をあっさり捨ててしまって、壺型のおまるに改悪してしまったワケですな。
    ちょうど昨日の更新にある、日本の平安時代以降と同じ。
  • img_cyapi_8841.jpg
  • 排泄を恥ずかしい行為とみなすキリスト教の考え方から、中世の修道院や城館では個室トイレが発達しましたが、それを実現できたのは、財力と権力を持つ一部の修道院や貴族に限られたのです。
    弱小貴族や一般庶民の間では「おまる」が普遍化していったのです。
    そしておまるが一杯になると定められた場所に捨てる決まりになってましたが、誰もそんな決まりを守らず、窓から外に捨てるのが習慣になっていたのです。
  • img_cyapi_8842.jpg
  • ヴェルサイユ宮殿では、当初トイレとして独立した部屋がなく、ルイ14世の時代には274個の椅子式便器がありました。
    これはおまるの変形版で、椅子の中が中空になっており、そこに汚物受けを仕込んだものです。
    しかし当時のヴェルサイユ宮殿には1,000人の王侯貴族と4,000人の召使いが常時出入りしたと言いますからまったく足りません。
    で、椅子式便器の恩恵にあずかれない人は、自分用のおまるを持参して、部屋の隅で用足しして、汚物はヴェルサイユ宮殿の庭に捨てていたのですな。
    宮殿には水道が通じておりましたが、それはもっぱら噴水のために使用され、トイレに使われることはなかったそうです。
  • img_cyapi_8843.jpg
  • 宮殿の庭に汚物を捨てるならまだしも、通路や回廊などにも平気で捨てていたので糞尿であふれものすごい悪臭だったようです。
    ある廊下のはずれは「汚物で沈んでいた」と云います。

    画像はルイ14世が使用していた椅子式便器です。
    彼はお腹をくだす事が多くこの部屋で便をしながら会議をする事も多かったそうです。
  • img_WesternRestroom_0004.jpg
  • フランスのみならず、イギリスやドイツでもこうしたトイレ事情は同じで、みんな道路に投げ捨てていた。
    そこで道の汚物を処理するために導入されたのが、豚や羊を道に放つと云うもの。
    ところが豚や羊が自分の糞尿を始末することは無いですから却って汚物が増えたのです。
    ひとたび路地に入れば、彼らの汚物がうずたかく山をなしており、上流階級の住む地域にも、豚や羊や馬の排泄物と人間のとが平均10センチの厚さに積み重なっていたそうです。

    こうした状況ですから、雨の日などはゴミと汚物でどろどろにぬかるんでいます。
    道路の真ん中には汚物を集める溝があり、そこを横断するには、道路の端から端に渡された板を渡るしかなかなかったのです。
    上流階級の女性が通りを渡る時は、通りの向かいまで背負ってくれる「渡し屋」という商売人に頼むのが常だったようです。
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  • このヨーロッパのトイレ暗黒時代にさまざまな発明がされてます。
    (1)ハイヒール
    路地の汚物で衣裳の裾が汚れないよう、オーバーシューズやハイヒールなど丈の高い靴が考案されたのがこの時代です。
    当初ハイヒールは道路を歩くための男性の履き物だったのです。
    街頭から建物の中に入るのに段差をつけたのもこの時代です。

    (2)フープスカート
    1658年に書かれた本には、舞踏会に参加した女性が庭の鉢植えに立ち小便をしたという記述があります。
    その時に、立ったまま廊下や部屋の隅、庭の茂みで用を足しやすいようにとの配慮から生まれたのがこのフープスカートと言われています。
    女性の大きなフレアの広がりのあるスカートは、そのまましゃがんで他人から見られることなく用を済ませるための工夫だったのです。
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  • (3)日傘やシルクハット、マント
    道路を歩いていた時、上から降ってくる排泄物を直に被らない為に中世のヨーローッパで流行したものが日傘です。
    男性が羽織るシルクハットとマントも同様の需要から生まれた産物です。
    当時の紳士は汚物被害の少ない歩道の内側はレディーに譲って、汚物を浴びやすい歩道の外側を歩いていました。
    そのための防備用品がシルクハットとマントだったのです。

    (4)サンルーフ
    ヨーロッパの町並みにサンルーフのついている家が多い理由は、上階から降り注いでくる汚物から人々を守るという切実な理由があったからです。

    こうして考えると昔のヨーロッパ人って頭悪かったのかしら?
    だって汚物対策ばかり考えて、その元を摘み取る努力をしてない。
    汚物を道路に捨てる習慣さえ是正すれば事足りるのに。
    イギリスやポーランドなど諸国で汚物の投げ捨て禁止、違反者は罰金と云う制度をもうけたけど、守る人は皆無で、警察の監視をかいくぐって捨てていたようです。
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  • 中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」
    整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。
    心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。
    すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。
    なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。

    「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。
    そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。
    中之島公園の猫たち
    動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。
    バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
    にゃんわんプロジェクトへ






Last updated  Apr 27, 2015 05:49:05 AM
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