耳（ミミ）とチャッピの布団

シャルロット・チャーチと云うウェールズ出身の歌手。
１２歳で天才少女歌手としてデビューして、クロスオーバーの隆盛に一役買った歌い手です。
スキャンダルが多いことでも有名ですけどね（笑）
しかし、ソニーＢＭＧ・ＵＫの会長、ポール・バーガーは自分のオフィスで聴いたチャーチの歌声に圧倒され、その場で契約を決断したと云われるほど歌唱力がスゴのです。
そのチャーチがソルトレイクシティオリンピック閉会式で聖火台の炎が消えるときに歌唱した歌があります。
「Ｔhe Ｐrayer」。
デュエットしてるのはロサンゼルス出身の歌手、ジョシュ・グローバンです。
本題はジョシュ・グローバン。
セリーヌ・ディオンのグラミー賞授賞式リハーサルで、イタリア人オペラ歌手のアンドレア・ボチェッリの代役を前日に指名され、見事に務めあげたのが１７歳のとき。

このときの様子でスタッフに「どこに代役がいるんだ？」とずっと目の前に居たにも関わらずそう云われてしまい、「あの～、３０分前からここにいますが．．．」とはセリーヌが語る後日談。
「Ｔhe Ｐrayer」を聞いても分かるように、非常に丁寧な歌い方をするシンガーなんですな。
２００５年のワールドシリーズ開幕戦で、２０１１年にはＮＢＡオールスターゲームでもアメリカ国歌を歌唱しています。
よその国の国歌なのにアメリカ国歌はいつ聞いてもいいですね。
で、そのジョシュ・グローバンは２０１２年放映された渡辺謙主演のＮＨＫドラマ「負けて、勝つ ～戦後を創った男・吉田茂～」の主題歌「この先の道」も歌っているのですね。
しかも日本語でです。

そんなジョシュ・グローバンの歌で私の大のお気に入りがシャンソンを代表する「愛の賛歌」。
もともとはエディット・ピアフの歌ですね。
越路吹雪を始め世界中の歌手が歌ってる名曲。
まぁ、聞いてください。
ジョシュ・グローバンも相当なモンです。
この歌手の歌唱力がハンパないことが証明されてる１曲です。