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テーマ:猫のいる生活(135999)
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バリ島とほぼ同じ緯度にあるブラジルの町、ペルナンブーコ州のグラヴァタ。
ペルナンブーコ州の州都レシフェから80kmほど西に行った場所にあります。 標高は447m で、平均気温は24℃とブラジルの北東部地域としては意外に涼しい気候のところです。 人口は8万5千人ほどしか居ませんが、ブラジル北東部のお祭りであるサン・ジョアンの時期には50万人もの人が訪れるそうです。 「ペルナンブーコ州のスイス」これが公式ガイドブックに載ってるグラヴァタの町です。 毎日のようにこんな塩梅なんです。 このワンちゃん、死んでるワケではないですよ~ 安心しきって寝ているだけです。 しかもミサの最中に。 こっちにもいます。 これは、教会の神父さん、ジョアン・パウロ・アラウージョ・ゴメスさんのはからいによるものです。 特に、毎週日曜は犬と一緒に壇上で祭儀を行うことにしているのです。 それは行き場のない野良犬たちを救う手段の1つだからです。 ワンちゃんとのミサは引き取り手を見つけるための手段。 家族を求めるワンちゃんを祭壇に上げてやれば、より多くの人の目に触れて引き取り手が見つかりやすくなると考えたからです。 ゴメス神父とスタッフは教会の外に餌置き場も作りました。 そこに来たワンちゃんは新鮮な水も飲める。 疲れているワンちゃんは常時開けてある教会のドアから入り、いつでも休めるようになってます。 こうして路上をさまようたくさんのワンちゃんに救いの手を差し伸べているのです。 思いやりを説くゴメス神父自身、今では虐待の過去がある保護犬3匹をはじめ、数十匹を飼い犬として受け入れてます。 重い病を抱えるワンちゃんたちの治療の手伝いも始めました。 「この問題はとても大きくて私の行いなど本当にささやかなものです。すべての動物を歓迎できればいいのですが、この仕事には多くの制限があります。それに私は、自分を手伝ってくれる善意のみなさんに頼って行動してるだけです。称賛すべきは私ではなく彼ら(ボランティア)ですよ」。 ゴメス神父は「教会は人を含むあらゆる動物にとって安全な避難所でなければならない」と語ります。 「犬たちはいつでも教会に入って、充分な食事と睡眠をとり、保護を受けることもできます」。 「この建物(教会)は神のものであり、彼らも神のものです」 実際グラヴァタの町で路上をさまよう野良犬は大幅に減り、これまでに数十匹の保護犬たちが新しい家に迎えられています。 「動物や自然を思いやることは、神、人類、そして地球への愛を表す素晴らしい行いです。 暴力、攻撃、非難があまりに増えると戦争や争いの場になります。 思いやりこそが私たちができるたった1つの救済手段なんです」。 私はどの宗教も信じていませんが、ホントウの宗教とはこうあるべきですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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