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テーマ:猫のいる生活(135927)
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ブルキナファソなんて、およそ大多数の日本人にとって、聞いたこともない国が西アフリカにあります。
北はマリ、東はニジェール、南東はベナンとトーゴ、南はガーナ、南西はコートジボワールと国境を接する非常に乾燥した土地の国です。 この国は元フランス領だったのですね。 そのブルキナファソ南部からガーナ北部にかけて住んでる農耕民族がいます。 その部族の名前は「カッセーナ族」。 このカッセーナ族は「グルンシ族」と云う独特の仮面で有名な一族の一部だったのですが、フランスとイギリスの地域分割の結果、彼らは他のグルンシ人と分離されて孤立してしまったのです。 それが原因で彼らは独特の文化的アイデンティティを発達させました。 彼らは、アフリカで多く見る一夫多妻制です。 同じ敷地内に血縁関係にある男性と複数の妻、子どもたちが暮らしているのですな。 その独特の文化的アイデンティティの最たるものが、彼らが暮らす家の壁に表れています。 家は土をこねた泥で作られた家なんですが、四角い家とヒョウタン型や丸型の家に分かれています。 四角い家には男性、ヒョウタン型や丸型の家には女性や子どもたちが住んでいるのですね。 家が土でできているのには理由があります。 乾季の強い日差しで泥はしっかり乾くので強度があるのです。 泥を一段ずつ積んで壁を立ち上げ、横木を渡して木の枝を敷き、その上にまた泥をのせて屋根を作ります。 泥でできた壁は 30~50cm の厚さがあるので、外の熱気をさえぎり、室内を涼しく保ってくれるのです。 涼しさを確保するため、地面を50~60cm ほど掘り込んだ半地下に居室があります。 居室は居間と寝室と食堂を兼ねてるのですね。 台所は居室から一段上がった奥にあります。 居室とは仕切られていて、熱気が居室に入らないように工夫されています。 天井には穴が開いており、煙抜きや明かりをとる役目を果たします。 入り口は驚くほど小さく、高さは約60~90cm しかありません。 これは外敵が入り込むのを防ぎ、熱が入り込まないように凝らされた工夫なんですね 家を作るのは男の仕事で、家の土壁に模様を描くのが女性の仕事。 模様は女性たちの好みで決めることができるらしい。 ちょっと日本人では思いつかない、アフリカ独特の模様。 それは愛知県犬山市の野外民族博物館「リトルワールド」です。 所沢に2006年(平成18年)まで「ユネスコ村」と云う遊園地があって、園内には世界各国の建築物が小さく再現されてましたが、まぁ云ってみれば、アレはミニチュアに毛が生えた程度。 しかし「リトルワールド」のは本物原寸大で再現されてるのですね。 ユネスコ村(昭和41年) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
ブルキナファソってなに? あらアフリカの国の名前だったんですね。
子どもの頃は世界地図を広げて眺めているのが好きだったのですが、その後にできた国も多いですしね。 カッセーナ族の家、スターウォーズに出てきた家に似ていますね。 スターウォーズのほうがまねしたのかな? なかなか書いてきそうですね。 いつも気になるのが、トイレなのですがどうなっているんでしょう? ユネスコ村、子供のころ大好きで結構出かけていました。 (Jul 30, 2021 06:22:51 AM)
日本のカッセーナ族の家が涼しかったら、夏場はこの家に住めばいいでしょうね。
アフリカは、植民地が多いですね。 それを戻して、普通に国になっていますよね。 香港なんて、ほんと可哀そうです。 自由の国だったのに、中国に戻ったら、何も自由がないなんてね。 (Jul 30, 2021 01:04:08 PM)
1990年にナイジェリアで開かれたFIFAワールドユース大会で
日本のチームが準優勝したのですが その時にトルシエ監督は大会前、チームをブルキナファソに 連れて遠征したのですが、あまりの貧しさに若いメンバーたちは 非常にショックを受け、精神面でも大きくプラスになったと 稲本や小野たちは云っていました。 私はブルキナファソの名前を聞きますとその時のことを思い出します。 (Jul 30, 2021 05:23:42 PM)
アートなお家!
色々と計算されてますね!(^_-)-☆ (Jul 30, 2021 07:13:16 PM)
皆さん芸術家ですね。
巻き帽子も素敵です。 武器を持った国が他人の土地奪う・・ とんでもない世の中がありました== ミミちゃん パパさんの熱は 知恵熱でしたか? (Jul 31, 2021 12:10:13 AM)
うわ~~面白ーい!!
ピカソも真っ青な絵もあるし、とてもアーティスティックです!!! ブルキナファソは名前は知ってましたが、何処にあるのか知りませんでした。 (Jul 31, 2021 02:24:58 AM)
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