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耳(ミミ)とチャッピの布団

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Sep 16, 2021
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カテゴリ:カテゴリ未分類
2018年にオーストラリアはメルボルンにあるロイヤルメルボルン工科大学の図書館で、異臭騒ぎがありました。
すわ有害な化学物質が大気中に漏れ出してるのかも!
約600名の学生と教職員たちは緊急避難。
警察や消防隊、科学処理班などが出動するほどの事態となったのですね。
消防士がガスマスクを着用し、物々しい装備でその異臭の元にたどり着いたら...
犯人は...「ドリアン」でした。
そう「フルーツの王様」と呼ばれるドリアンは、その強烈なニオイがたまにきずで、東南アジアのホテルでは持ち込み禁止なんですな。
ニオイは長時間放置した生ゴミのような、ドブ川のドブ臭さを凝縮したかのようなニオイです(笑)
私は大好物で、東南アジアにいったときは必ず口にしますが、食べれるのは外の屋台しかできません。

ロイヤルメルボルン工科大学場合は、食堂の食器棚に誰かが置いてたドリアンがご丁寧に"腐敗"してひどいニオイを発し、それが空調システムにのって図書館まで運ばれたようです。
世界一臭い食べものと云えば、スウェーデンの「シュールストレミング(ニシンの塩漬け)」が有名ですが、私はまだ口にしたことがありません。
なんかシュールストレミングの缶詰を開けようとしたら、中で発酵してるので、臭い汁が開缶と同時に飛び散るとか。
その飛び散った汁そものがとてつもなく臭いと云いますから、これはとても家の中で食べられませんな。
西インド諸島原産の「クールバリル」もまだ食べたことありません。
クールバリルの木は家具や床材などに、樹液は香水に利用されてるそうなんですが、果実は...ニックネームが「悪臭を放つつま先(stinking toe)」!
クールバリルの果実は、焦げ茶色の硬いサヤに包まれていて、中にパルプと種子が入っているそうな。
あまりにも硬いため石やハンマーを使ってサヤを割り、パルプの部分を取り出して食べるそうです。

生のままでも食べられますが、パサパサと乾燥してるので、小麦粉の塊のような感じで口の中にめちゃくっつくそうで、乾燥させ粉末にしてクッキーやクラッカーなんか作るときに混ぜるらしい。
味は脱脂粉乳にチーズとハーブをミックスさせたみたいらしくって、臭いけどデンプンとタンパク質が豊富なため昔から重宝されてきたらしいです。
ちなみに臭いニオイがするのは熟しているサイン。
逆に臭いニオイがしない場合は腐っている可能性があるらしいですよ。


さて、これは食べものでは有りませんが、ドリアンやクールバリルなんてチョロイと云う、とてつもなく臭い化学物質があります。
それが「チオアセトン」。

たぶんこれが世界一臭いでしょう。
「筆舌に尽くしがたい」とか「恐ろしい」などと表されるほど、とんでもない悪臭を放つらしい。
ドリアンの臭さの主成分はプロパンチオールと云う有機化合物ですが、チオアセトンのはもっと臭いチオールと云う有機化合物なんです。
1889年、ドイツのフライベルクにあった工場で、チオアセトンを蒸留しようと試みられました。
しかしこれが大惨事を引き起こすことになるのです。
工場から750m の範囲で失神する者や嘔吐する者が現れ、中にはパニックを起こして避難する人までいたと云います。

1967年には、イギリスのオックスフォードにあったエッソ研究所で、新しいポリマーを開発するため、チオアセトン生成としてトリチオケトンの加熱分解実験を行っていたのです。
ところがトリチオケトンの残りカスが入ったボトルの栓が、何かの拍子で外れてしまったのですね。
栓はすぐに締められたのですが、たったそれだけのことで、そこから180m 離れた建物で人々が気分の悪さを訴え始めたのです。

チオアセトンの臭さは「風下の歩行者をよろめかせ、彼らの胃袋をつかみ、恐怖で逃げ惑わせる。それは邪悪で超自然的な力を疑わせるほどの悪臭を放つ」と表現されてます。
生物の進化の過程において、このチオールを嗅覚で検知する遺伝形質が選択されたことで、蛋白質の腐敗を感知する能力が獲得されたと云う説があります。
それが食中毒を避けることになり、そのDNAが受け継がれてきたのですね。
この悪臭は低濃度でもヒトをはじめとする生物が感知するため、ガス施設などのガス漏れ検知剤や、都市ガスの漏れにすぐ気づくように微量が添加されているのです。

チオアセトンの臭さは結合している硫黄が犯人なんでしょうが、複雑な物質でないにもかかわらず、なぜそんなにも臭いのかよく分かっていないようです。
それは、あえて解明に挑む化学者がいないと云うのが真相らしい。





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Last updated  Sep 16, 2021 05:31:51 AM
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