耳(ミミ)とチャッピの布団

2024/04/29(月)04:54

バンコクで泊まったホテルたち

私は海外旅行で泊まるホテルに頓着する性格ではありません。 どっちみち寝るだけだし、むしろロケーション重視。 だけど海外旅行する方々には、ホテルのネームバリューやファシリティを重視する人が多いですね。 ビバリーヒルズで泊まったホテルは、建物の高さ制限ある地区にあったので、とにかく横に長い。 ロビーから自分の部屋までイヤと云うほど歩かされました。 だいたいビバリーヒルズなんて、どこにでもあるアメリカの普通の街で、私には全くオモシロクなかったですね(感じ方は人それぞれですが)。 まだベトナム戦争激しいときに度々訪れてたラオスでは、アノウホテルと云う、その頃ヴィエンチャンでも有名なホテルに泊まってました。 メコン川近くに建たってて、夕日が美しかったの覚えてます。 ただ、当時のラオスの電力事情が悪すぎて、部屋でシャワー浴びてるさなかに度々お湯が途切れる事態に。 ヴィエンチャンの冬なんて山岳地帯と云うこともあって結構寒いのに、このときは震え上がりました。 現在は改装してアノウ・パラダイスホテルとして経営を続けてるようです。 冒頭で述べましたように、私はホテルのネームバリューに頓着しないので、有名ホテルに泊まったのはホーチミンにヨメと行ったとき泊まったシェラトン・サイゴン・グランドオペラくらいです。 これもヨメが同行だったからチョイスしただけで、私個人としてはど~でもヨカッタのですが... ロケーションはよかったです。 たびたび訪れてるバンコクでは、結構いろんなホテルに泊まってますね。 上は五つ星から下は星がつけよう無いとこまで。 バンコクでイチバン利用したのは スクンビットエリアと云うバンコクの幹線道路で、BTS(スカイトレイン=モノレール)の「プロンポン」と云う駅前にある「エンポリアム・スイーツ・バイ・チャトリウム」と云う五つ星ホテルです。 プロンポン地区と云うのはまさに日本人街と云っていいほど日本人の多い地区です。 日本食品専門に扱うスーパーまであるほどです。 ここは五つ星ホテルだけあって、レストランも素晴らしいし、何より部屋が豪華。 広いベッドルームと別に、トイレもふたつ、オーブンレンジや食器まで備えたキッチンまで完備してます。 何より高層なので眺めが素晴らしい。 ただ、問題はお値段です。 1週間くらい滞在してたら結構な費用になる。 それで同じプロンポンでも、駅からチョット離れた「ホープランドホテル」と云うとこ1度だけ利用しました。 一応四つ星ホテルなんですが、実際泊まってみると何と云うことない普通のホテル。 YouTube なんかではオススメのホテルなんて出てることもありますが、そんな特別いいホテルではありません。 それよりBTSの駅から15分くらい歩かなくてはならなくって不便そのもの。 何よりこれらのホテルが建ってるプロンポンエリアが気に入らない。 現地駐在日本人と観光の日本人が多すぎるのです。 何もバンコクくんだりまで行って、日本人と顔あわせたくない。 それで、全く違う地区にあるゴーゴーバーが密集することで名高い「パンポン地区」にほど近いシーロム通り外れにある「バンヤンツリーバンコク」に泊まったことあります。 ここも五つ星ホテルですが、日本人の利用が少ないのがチョイスの理由。 このホテルのウリは屋上に儲けられたオープンのレストランとバーです。 いちどバーを利用しましたが、まぁ眺めの素晴らしいこと! ただドレスコードは厳しくて、短パンやビーチサンダルではお断りされます。 襟付きのシャツと長ズボン、かがとのある靴が必須です。 しかし、このホテルのロケーションがイマイチ。 初めてバンコクを訪れた日本人観光客だったらまだしも、なんども訪れてる私にはシーロム通りは不便すぎるのですね。 この界隈だけにたむろするならともかく、色んなトコ行くにはチョット不便。 値段はほどほどで手頃だったんですけどね。 で、もっともロケーションのいいスクンビット通りの「ナナ駅」直近のホテルにしました。 ナナと云う地区は全くの歓楽街ですが、静かにお酒を楽しめるショットバーも多くって、何より欧米人ばかりで居心地がいい。 泊まったのは、その名もズバリ「ナナホテル」。 日本人もよく利用してるとウワサあったけど、滞在中に日本人とは出会わなかったですね。 ところが、このホテルが私史上最悪のホテル。 そもそもルームキーからしてカードキーではなく、今どき珍しい大きな木製のキーホルダーがついたシリンダーのキー。 外出のたび、いちいちフロントにキーを預けなければなりません。 ロビーも古びた木づくりで、コーヒーショップは寂れてるし。 朝食会場は窓のない宴会場。 泊まってる欧米人もどっか薄汚れてる。 たちまちウン十年前のホテルに戻ったような感覚です。 そもそもWi-Fi が繋がらない。 持参したポケットルーターで試しても繋がりにくかったので、建物の影響があるかも? 加えて、ホテルの正面は日本人はじめ観光客がオネエチャンをキャッチする「ナナプラザ」と云うゴーゴーバーびっしりの歓楽街ときた。 とても静かにお酒楽しむとこちゃいます。 息子とバンコク訪れたときは、初めてJTBから予約を入れたのですが、これがまたとんでもないホテル。 ナナ駅近くにソイ(辻)11と云う欧米人だらけの街があって、その界隈でJTBが提携してるホテルをと探したら、ソイ11の1本向こうソイ3/1にホテル発見。 名前は「ロイヤル・ベンジャホテル」。 ここにすんべえと予約して行ったら、ソイ11が欧米人街なのに対して、ソイ3/1はアラブ人街だったのです。 周囲に日本人はおろか欧米人もまばら。 歩いてる女性はみんなヒジャブ被ってるし、なかにはロングコート風の衣装「アバーヤ」まとってる女性まで。 別に人種差別するワケぢゃないけど、ホテル周辺のレストラン利用したら食事がまったく口にあいませんでした。 今となっては、なかなかオモロイ体験ですが。 それに懲りて、昔、2~3度利用したことある小さいブティックホテルを思い出して探してみました。 とても小さいホテルでしたが、スタッフの雰囲気もよくて居心地のいいホテル。 名前を失念してたのですが、ようやく探し出しました。 「サチャズホテル・ウノ」です。 ロケーションは前出のナナ駅とプロンポン駅の間にある「アソーク駅」から徒歩5分くらい。 欧米人街のソイ11まで歩いていける距離です。 なにより、このホテル直近にはお気に入りの洋食とタイ料理専門レストランがあって、ホテル向かいには欧米人客しか行かない雰囲気のいいショットバーがある。 それで最後にバンコクを訪れた2020年は、このホテルにしました。 とても小さいホテルですが、清潔で気楽なホテルです。 このホテルのオモロイとこは、バスルームにシャワーしかなくて、バスタブがついて無いのですが、そのバスルームと寝室の間は透明ガラスで仕切られてるだけ。 要するにふたりで泊まったら、シャワーを浴びてる姿どころか、トイレ使ってる姿まで連れに丸見えなんですね。 それでガラス壁にはブラインドが設置されてます。 と、まぁこんなとこが、私が泊まったバンコクのホテルですが、国内の旅行会社が推薦するツアー用のホテルと云うのは「なんでこんなトコ?」と思うようなホテルが。 「バイヨーク・スカイホテル」と云う日本人観光客ご用達のホテルがあるのですが、このホテルのロケーションはパトゥナムと云う交通不便で、下町も下町、安いバッタモンしか売ってない商店街エリアにあって、海外ではとたんに大人しくなる日本人観光客が相手だからか、スタッフの応対もイマイチ。 建てものの外観だけコケオドシで立派なバンコクで一番高い高層タワーだけど、いかんせんロケーションが悪すぎて、どこ行くにもタクシー必要ですね。 唯一近い電車駅はスワンナプーム国際空港からの電車駅ですから、BTS利用するにも次の駅で乗り換えが必要。 とにかく周辺環境がイマイチ過ぎます。 ど~も国内の旅行会社推薦の海外ホテルって、私はほとんどアタリがありません。 自分でネット検索して予約した方がよかった場合が多い。 と、まぁ、こうして振り返ると、バンコクで泊まるのに、どんどんホテルのグレードが落ちてますね(笑) そのうち木賃宿になるのでは?

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