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耳(ミミ)とチャッピの布団

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Jan 11, 2026
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笹沢左保原作の小説を1972年からTVシリーズにして大ヒットしたドラマがありました。
主演は中村敦夫、監督は市川崑の「木枯し紋次郎」です。
この作品で主人公 紋次郎の決め台詞「あっしにはかかわりのないことでござんす」はいちやく流行語として日本中に認知されましたね。



この「木枯し紋次郎」で紋次郎の衣装は決まって縞の合羽(カッパ)に三度笠。
時代劇でお馴染みの渡世人の衣装です。
縞の合羽は道中合羽と呼ばれ、江戸時代に旅人が雨具や防寒具として使った袖のないマントのことで、ポルトガル語の「Capa(カパ)」が語源の南蛮渡来の衣装なんですな。
表は縞模様の木綿、裏には防水用の油紙(桐油紙)や渋紙を入れ、寒さや雨を防ぐだけでなく、畳んで懐に入れられたり座布団代わりにもなる旅の必需品でした。
それでは、コレは何でしょう?
スタジオジブリ制作のアニメーション映画「もののけ姫」で、主人公の蝦夷の国の民アシタカヒコが羽織ってるマント状のものは?
これは蓑(みの)ですね。
稲わらなど植物を編んで作られた伝統的雨具の一種です。
他にイラクサや麻と云った草類の皮、シナノキやフジ、ヤマブドウの樹皮など、地域ごとに材料や形状は異なり、海岸部では海藻も使われました。


古来からヨーロッパでは、防水性を重視するため、毛織物や動物の皮でレインコートが作られていました。
しかし日本では、この蓑と云う藁を使ったレインコートを使ってたんですね。
稲わらのようなある程度撥水性のある繊維に雨粒がかかった場合、繊維に沿って水が流れていき、内部には滲みません。
これが蓑の原理で、また藁の断面が中空構造でしかも多重になっているため保温にも優れています。
代わりにかさばり、動きにくく、また火に非常に弱い欠点もありますね。
この草を使ったレインコートは日本だけでなく、ベトナムや中国江南地方、朝鮮半島と云った稲作の盛んな東アジアで盛んに使われてました。
これは気候風土から来るものです。
雨が降ると湿度が上昇し、蒸し暑くなる土地では通気性を考えなくてはならない。
そう云ったイミで蓑は非常に気候にあったレインコートだったのですね。
私の大好きなマンガ作家つげ義春が1968年に漫画雜誌「ガロ」に発表した「ほんやら洞のべんさん」は、新潟の十日町市を舞台にした心像風景を描写した作品ですが、この中に藁で作った蓑を頭から被った少女が登場します。
この鳥追い祭の夜の少女が、なんとも雪深い土地の気候風土をよく表してるのですね。
太平洋戦争中にアメリカ軍が作成したマニュアルには、蓑を着用した日本軍兵士のイラストが描かれてます。
「日本軍兵士の用いる狙撃兵用偽装服(カモフラージュスーツ)」と解説がつけられている。
これは、日本兵が雨具として使用していた蓑を、外観から草木に紛れて偽装するための特殊装備であると、捕獲したアメリカ軍が誤解したことによるものなんですね。
そう云われてみれば、蓑ってカモフラージュにうってつけですね。
いかにも簡素なつくりに見えますが、蓑の効果はバツグン。
日本では、太平洋戦争後も、道路作業員に蓑を支給してました。
ところが、外国人に蓑をかぶった恰好を笑われて、政府はゴム製レインコートの支給に切り替えてしまったのですね。
これが大失敗!
蒸し暑くて、集中力が途絶え、仕事が続かない。
まったくはかどらない事態の続出となったんです。
レインコートを着たまま仕事をするには、蓑の通気性は必要不可欠だったのですね。







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Last updated  Jan 11, 2026 05:21:05 AM
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