巨大地震のメカニズム
先週のNHKサイエンスゼロで、東日本大震災のようなプレート型巨大地震のメカニズムを解説していました。この地震は、みなさんご存じのようにプレートとプレートが重なるように沈み込む境界でおこります。沈み込んでいた部分が滑り跳ね上がるときに地震が発生するのですがその大きさには地層の構造が大きく影響している可能性があったのです。 境界部分が滑り始めた初期の段階で地層に含まれる水分が摩擦によって高温になり膨張します。(約350度)そのとき地層が粘土質だと膨張した水の行き場がなく地層にスキマができて、滑りが一気に大きくなる、というメカニズムなのです。これをサーマル・プレシャライゼーションというのですね。初めて知りました。今後、境界の地層を探査することによって巨大地震が起こる可能性や規模が解析できるようになりそうです。