カテゴリ:本
恩田陸の作品の中でもかなり人気の高いという『ネバーランド』。
それぞれの理由で年末に帰省しなかった寮生活の男子高校生4人が過ごす7日間を、 ミステリアスにスリリングに描いた青春物。 ジャニーズの出演でドラマ化もされているそうですね。(見ていません。) 確かに面白いんですが、自分は男なので、この少女マンガ的なある種の理想像である それぞれに暗い影を隠し持っている主人公達には、いまひとつ入り込めませんでした。 (とはいいながら、かなり面白いです。) どちらかいうと、同じように理想像を描いていても、女子高校生達を描いた 『蛇行する川のほとり』の方が、好みですね。 この作品も、夏休みの9日間に演劇祭の舞台背景画を仕上げるための「合宿」で 起こる出来事を描いているという点で、ちょうど『ネバーランド』と対になっている 感じです。 こっちのほうが、暗いんですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月25日 00時29分18秒
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