テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:ふ
製作国 日本
製作年 2007年 時間 112分 監督 吉田大八 出演 佐藤江梨子/佐津川愛美 永作博美/永瀬正敏 気鋭の女流作家、本谷有希子の同名戯曲の映画化。 本作で永作博美が第50回ブルーリボン賞助演女優賞ほか各賞を受賞している。 女優を目指して上京しながらも売れない澄伽が、両親の葬儀のために帰郷する。実家には義母兄の宍道とその妻・待子、内向的な実妹の清深がいたが、自己中心的な彼女はその家族に傲慢に振舞う。実は4年前、女優になることを親に反対され、同級生を相手に売春して上京資金を貯めた。それを清深がマンガにし雑誌に掲載されたことを恨んでいた。しかしある日、新進映画監督が次回作の主演女優を捜していることを知り、売り込みの手紙を送ると、思いがけず返事が返ってくる・・・。 タイトルが示す“腑抜けども”ともいえる超個性的な家族が巻き起こすドラマといえる。 もともとあまり好きではないサトエリだが、好きでないイメージを地でいくような感じのキャラだった(実際の人物像は違うらしいので、そうであれば好演しているといえる)。全体的には、永作や永瀬といった演技派の中にあってやはり少々浮いた感じの演技だったが、役柄的に演技がなってない女優役なのでそれはそれで納得。多少狂気にもみちた傲慢さ、勘違い度についてはサトエリらしさの演技だったように思う。 彼女を取り巻く家族のキャラも変わっていてよかった。 内向的で何を考えているのか分からないが、不気味な漫画を描く清深も変なキャラだし、強烈なキャラの女優陣にあって一番腑抜けな感のある宍道も何を考えているのか判らないキャラ。さらに何を考えているのか一番判らない(というか何も考えていない風すらある)兄嫁・待子は最高。ますます彼女を好きになるような演技だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.11 17:42:07
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