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今・・羽根があったなら・・

今・・羽根があったなら・・

第2話

『思い出の場所第2話』

部活が終わった1時。
帰路に着いて、4人で今日どこに行くかを話していた。
「ねぇ、今日はどこに行く?」
遥先輩の一言から始まった。
「えっと・・・私は○×が良いな。」
「私も其処が良いです!」
「・・・・」
菜々美は一人考え込んでいた。妹が・・菜子との思い出の場所がどこだったか・・。今日は妹の命日。花を買い、お墓に午前中に行ってきた。菜子が気に入ってた場所はどこかと・・・。
「菜々美!どうしたの?」
「!えっと・・・ちょっと考え事を・・・あはは・・・」
「大丈夫?」
「はい!勿論です!」
そんな感じで仲良く歩いて、一番最初に遥と別れた。
次に、真央と。そして、三番目に菜々美は家に行きました。
「ただいま~」
それと同時に菜々が勢いよく出て来て、抱きつきました。
「お帰り!!!」
「ただいま^^」
そう言って、2人はリビングに向かいました。
「お母さん。今日って・・・菜子の命日よね?」
母がすっかり忘れてた!って顔をしました。
「そうだったわね。」
「あ、そうそう!菜子の好きだった場所って何処だっけ?」
菜々美が思い出して聞きました。
「確か・・・あれ?何処だっけ・・・?」
母も忘れていました。
「まぁ・・良いよね^^;」
「えぇ」
2人がやりとりをしている奥に何かが見え、不安を抱いた菜々が話し掛けてきました。
「ね・・ねぇ・・・あの子・・・誰・・?」
「あの子?」
菜々美が聞き返しました。
「何処にいるの?」
「奥・・」
女の子の手招きが見えた菜々は急いで追いかけていきました。
「ちょっと!どこ行くの!?」
心配そうに追いかけていく菜々美。
辿り着いた先は・・・?
菜子の大好きだった場所。
そして・・
「此処だよ」
空から聞こえた声。そう、菜子の声。でも・・・菜子にしては少し低い声。
「此処・・・だったけ・・・そうだ・・!!此処だ!」
思い出した。
菜子が菜々に教え、追いかけてきた菜々美が来た場所・・・此処こそが菜子の大好きだった場所。
「菜子・・・菜子だったんだ・・。菜々の見えていた子・・」
「あれ?居なくなっちゃった」
その時!!!!!
「キャ!!!」
菜々の悲鳴に菜々美が見た物は・・・?

あとがき
5話で完結予定。
続きます。次回はさっきのが菜子だったのかをあばきましょう!


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