テーマ:地震情報(629)
カテゴリ:IRAN
崩壊しても威容誇る城塞 ペルセポリスの拠点となるシーラーズからバスを乗り継いで13時間。イラン南西部の町、バムに来ました。 2003年の死者数万人にのぼる大地震で崩壊し、その後、急きょ世界遺産の危機遺産リストに登録された遺跡、アルゲ・バムがあることで知られています。 それにしてもこの町は暑い。40度はあるだろうか。 高い城壁に囲まれた遺跡は、元々自由に見て回ることができたらしいのですが、現在はさらなる崩壊の危険があるため、仮設の通路に沿ってしか見学することができません。 ただ、警備は厳重でなく、復旧作業にあたる工事関係者ものんびり昼寝してたりするので、ちょっとわき道にそれたり、立ち入り禁止の場所をのぞいてみたりと、それなりに自由に見学できます。 私はついつい調子に乗っていろんな所に入り込み、最後に警備員から注意を受けましたが・・・。 地震からの完全復興にはほど遠く、町全体に寂しい雰囲気が漂ってはいますが、スケールの大きな遺跡を前にして、「壊れる前はどんなに素晴らしかったんだろう」と想像しながら、夢中にシャッターを切りました。 現地で修復にあたるテクニカル・ディレクターによると、アルゲ・バムの修復には少なくとも15年はかかるということです。
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Last updated
2006.10.24 22:39:15
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