パニック君
今朝。ぽくままは大失敗をしてしまった。「寝坊」してしまったのだ。日曜日の「寝坊」・・・それは、ぽっくんの大パニックを招いてしまった。・・・そう。ボウケンジャーを見損ねさせてしまったのだ(= ̄□ ̄=)!!*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 以前の日記でも書いたことがあるし、そのことをテレビでも言われていたがぽくままは、毎朝、彼ちゃんの出勤を、家の前から見送っている。彼ちゃんは、日曜日も出勤なのだが、日曜日はいつもより1時間出勤時間が遅い。マンションの外まで出て行くわけではないので頭ボサボサ&パジャマ姿のままでも、どうでも良いのだがとにかく、9時半ごろには布団から出て、家の前に出るのだ。いつも日曜日は、朝の7時半からボウケンジャーがあるので7時27分に携帯のアラームが毎週鳴るようにセットしている。それで、とりあえず、ぽっくんを起こしてテレビを見せる。ぽっくんは、一人でテレビを見ているが、ぽくままは、だいたいそのまま布団の中で2度寝をする(´ε`@) そして、彼ちゃんの「おはよう。行ってきます」メールで目を覚ませるように一応、9時10分にもアラームをセットしている。ところが・・・昨夜、寝る前に、ぽくままは布団の中で、携帯で「テトリス」をしていた(*_*)音を「サイレントモード」にして・・・(´-ω-`) で、サイレントモードを解除せずに、そのまま眠ってしまったので今朝、アラームが鳴らなかったのだ・・・・・・Σ( ̄□||||!! 9時30分・・・一瞬、家の電話がなった。それで、目が覚めた!目が覚めたと同時に「あ、もしかして彼ちゃんかな?」と思った。家の電話…実は壊れている。留守番電話機能が解除できないのだ。一瞬で、家の電話の呼び出し音が切れたので、次は携帯にかかってくるかと思って、携帯を見るとやっぱり、彼ちゃんからかかってきた。彼ちゃん「おーい!起きてるかぁ?」ぽくまま「今起きた。」彼ちゃん「もう、家の前通り過ぎて○○まで来たでぇ~」ぽくまま「あ・・・ちゃ。ごめん。」・・・と、ぽくままが電話でしゃべってる声でぽっくんが目を覚ました。目を覚ましたぽっくんは、そのままテレビへ直行・・・ぽっくん「ぎゃぁぁぁーーーーーーーーー(`Д´) !!!!」ぽくまま (" ̄д ̄)ギクっっっ!!!!!!ぽっくん「ボウケンジャーがぁぁぁ!!!!」・・・彼ちゃん「あぁ~あ(´-ω-`) 」←ぽっくんの叫び声が電話越しに聞こえた。ぽくまま「ひえぇ~!なんとかするわぁ( ´Д⊂ 」そして、電話を切ったが・・・。・・・ぽっくん、久しぶりの大大大パニック!こんな大パニック、何ヶ月ぶりだろう…( ̄Д ̄;)ぎゃぁぁーーーーーーーーーーーーー!(#`□´) きゃぁぁぁーーーーーーーーーーーー!(#`皿´) きぃぃぃぃーーーーーーーーーーーー!(#`Д´) ぎょぇぇーーーーーーーーーーーーー!(#`皿´) ひぃぃぃーーーーーーーーーーーーー!(#`○´) 扇風機は蹴り飛ばすは、たたんで置いてた洗濯物はまき散らすわ家中、走り回ったり、寝転んで足をバタバタさせるわ(常に叫びながら)行き場のない感情を全身で表してる・・・って感じなのだが(´-ω-`) 「ボウケンジャーが終わってしまったぁぁぁ(T□T) 」「ボウケンジャーは見たらあかん人になってしまったぁぁ(T□T) 」「あああああ(T□T) もう9時半やぁぁぁぁ(T□T) 」「ぽっくんは7時半に起きたらあかん人ぉぉぉ!!(T□T) 」ぽくまま「ごめんって・・・(´Д`;)」ぽっくん「きぃぃぃーーーー!きゃぁぁーーーー!」ぽくまま「お母さんが寝坊してん・・ごめんってばぁ…」ぽっくん「ぎぃぃぃーーーー!ぎゃぁぁーーーー!」ぽくまま「・・・・・・・・・・・・・・(" ̄д ̄)」・・・パニックを起こしてる時っていうのは、その名の通り「パニック状態」なわけで、何を言っても耳に入らないらしい。とにかく、自分の予定外の状態になってしまって何がどうなってるのかわからず、不安で仕方ないんだろう。まるでこの世の終わりが来たかのような心境がぽっくんを襲っているに違いない。こういう時は、とにかく収まるのを待つしかないとぽくままは思っている。あまりにもひどい自傷行為、他人に被害を加えるような危険行為だけはさせないように見守るだけで、とにかく落ち着くのを黙って見守る。元夫は、ぽっくんがパニックを起こして大声を出した時その声の大きさ、暴れ狂う姿に我慢できず、いつも怒鳴ったり、大声で怒っていた。元夫は「怒鳴り返せば、黙る、パニックが収まる」と言っていた。確かに、その通りだった。すごい怖い顔をして大声で怒れば、ぽっくんは黙った。パニック状態だったのが、ハッと我に返ったように見えた。でも、ぽくままは「ほんとうにそれでいいのか?」といつも思っていた。ぽくままには、ぽっくんが、ただ怯えて黙ってるようにしか見えなかった。事の成り行きがすぐに理解できる子供であればものの順番が違ってるとか、見たかったテレビが見れなかったとかたったそんなことで、自分の腕を噛んだり、気が狂うほど泣いたり暴れたりしないだろう。そりゃ、誰でも「我慢できない」ことはあるだろうが…「自閉症」のぽっくんにとって、こういうことが一番苦手なのだ。自閉症でない子供でも、怒るだろうし嫌なものは嫌だろうし小さい子供なら、癇癪を起こしてしまうだろう。頭がパニックになるという状態は、自分で自分を噛んだり叩いたりしても痛みが分からないほど、精神状態が追い詰められている状態だとある人に聞いたことがある。それが、どんな些細な理由であっても、そのとき、その人にとってはとてつもなく、辛くて仕方がない状態なのだろうと思う。そんな状態の時に、自分に対して誰かに大声で怒鳴られ、その状態が「いけないことだ」と怒られたら・・・やり場のない感情は、いったいどこへ行ってしまうのだろう。以前は、父親に怒られて、パニックが収まったかのように見えていたぽっくんだが、それは、ぽっくんの中で自分の抑えきれない感情をさらに押さえ込んでいたのだと思う。だから、もしまた同じことがあると、またパニックを起こす。決して、このパニックは「わがまま」から来ているものではないのだ。ここで、暴れて泣いて、自分の感情を自己表現をしてそうすれば、許してもらえるとか、なんとかしてもらえるとかそんな単純な「駄々」ではないと、ぽくままは思っている。好きでパニックを起こしているのではないだろうということを言いたいのだが…だけど…(-c_,-` ) はたで、このパニックを起こした時のうるさい声や音を聞いていると確かにイライラする。そりゃぁ「いいかげんにしろーーーーーーー!(*`д´)」と、怒鳴りたくもなる。現に、今日のぽくままもぽっくんに怒鳴ってしまった。「お母さんはさっきからごめんって言ってるやろぉぉぉぉ!! ちょっとぐらい人の失敗(寝坊)を許す心を持ったらどないやねん!!」ってね(´Д`;)まぁ、自分で言うのもなんだが、それもその通りだと思うのだ。ただ、パニック状態のときに言ったって、通じないのだ。ただ「お母さんが怒ってる」としか、ぽっくんには受け取れていないと思う。・・・「パニック」は、必ず収まる時が来る。1時間かかる人もいれば、30分かかる人もいるだろうが、そのうち必ず収まる。それを、怪我などしないように見守って待つしかない。ぽっくんも、1年生の頃、横断歩道を渡ってる途中に「あと3歩で渡りきる」ってところで、信号が点滅になって「点滅信号は渡ってはいけない」という頭があるぽっくんは横断歩道の途中で立ち止まってしまい、危ないのでぽくままが抱きかかえて横断歩道を渡りきったことがあるのだが・・・そのときに起こしたパニックは、実に2時間かかった。しかも、道路の脇で・・・┐(´д`)┌ ヤレヤレ 続く