人生はカウントダウン

　今日は、カードじゃなくて、「注意喚起看板」の話。

　人気のない道を一人で歩いているときに、不安にさせるような注意看板を見かけることがあります。

　ツキノワグマに襲われたり、スズメバチに刺されてたりと、命を落としかねない危険もあるので、山中で「ここで一人で死んだら…」なんてことも考えます。



「落石注意」

　ここ田上山は花崗岩質の砂防のために松が植林されているのですが、今にも倒れてきそうな何十トンもある大岩があちこちに剥きだしになっています。
　自分に倒れてきたら「プチッ」だなぁなんて、怖い怖い。



「クマ注意」

　ヒグマほどの危険はないし、襲われても死亡するほどの事件はあまり聞きませんが、ツキノワギマはなんといっても本州最強の哺乳類です。
　看板が立っているからには目撃例もあるわけで、注意しろっていわれてもね（苦笑）



「マムシ注意」

　マムシに注意というのは、日光浴をしているマムシを踏まないように注意しろという意味のようです。
　結構見かける看板ですが、こんな細い通路じゃあ、注意しててもどう避けたらいいのでしょう^^;
　


「スズメバチ注意」

　むしろクマよりも命を落とす人が多いのがスズメバチで、毎年のように死亡のニュースがありますね。
　刺されたときのアレルギーの個人差が激しく、痛みではなく、ショック死してしまうそうです。



「ハブ注意」

　これは沖縄に行ったときに本島で発見。離島によってはいない島もあります。
　ヤンバル地方はヤンバルクイナやヤンバルテナガコガネなど、そこだけに生息している動物の宝庫ですが、やっぱりハブにはビビル。　



「発砲注意」

　これは発砲するのを注意せよという意味で、撃たれないように注意せよという意味ではないようですね。
　山道を歩いていたら、正面から猟犬がすごい勢いで走ってくるのに出くわしたこともある。
　誤射による事故もあるし、これまた怖いですね。


　実際のところは、怪我して身動きがとれなくなたり、道に迷ったりする危険の方がはるかに高いわけですが、私がいやな看板はやっぱりクマかなあ。

　一番怖かったのは、去年、琵琶湖の北の旧ドライブウェイを、日が暮れてから、真っ暗やみの中を歩いているとき、道端から「フゴッツ！フゴッツ！」という声が聞こえたこと。

　あれは、きっとイノシシに違いないと思っている。