2006/12/14(木)12:14
父親たちの星条旗
今日は一人で観に行きました。
過去と現在が上手くクロスオーバーしながら表現されていました。
ちょっとビックリするような映像もあってショッキング・・・
何もかも偶然だった。
擂鉢山の頂上に電話線を引くのに登っていった。
上官ののわがままで、既に先発隊が揚げていた星条旗を降ろし、別なものを揚げることになった。
そこら辺に落ちてた水道管に結びつけて。
水道管の竿が重いからその場にいたみんなで手伝おうとした。
その時切り取られた一瞬が、彼らの意図するところとは関係なく彼らを英雄に仕立て上げた。
アメリカの勝利のプロパガンダとして利用した。
そのあと地獄のような戦闘が30日以上も続いたのに。
あの時写真に写った6人のうち、3人は戻ってこられなかったのに。
戦時公債ツアーにかり出されてあちこちで脚光を浴び、演説する、「生き残った英雄たち」。
一人は突然訪れたチャンスにすがりつこうとし、一人は「英雄」と呼ばれることを拒み、アルコールにおぼれていく。
そしてもう一人は、背後に呼ぶ声を感じている。
ふとした瞬間に、大観衆の歓声に、カメラのフラッシュに、意識は地獄のような戦場に引き戻される。
助けようとして助けられなかった戦友たち。
生き残った彼らも、銃弾に倒れて「硫黄島の砂」になった彼らも、みんなどこにでもいる青年だった。
青年たちを思う母親の心も忘れてはいけませんね。
無邪気なラストシーンとエンドロールが泣かせます。
【俳優さんのおはなし】
バリー・ペッパーいいですなぁ。軍服・制服が似合いますのよこの方は。
イギー役の男の子・・・どっかで見たことあると思ったら「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルじゃないですか!
先日「フラガール」見た後、思いだして「リトル・・」のDVD見たんですけど、大人になったなぁ~