|
カテゴリ:歌舞伎
22日、2年前の初演の時も一緒だった友達と見に行きました。
開場前から盛り上がる盛り上がる^^ 開場してすぐに「黒豆さらさら」を買いました。 黒豆の煮汁を固めた寒天と、甘めの粒あんに黒豆の甘露煮が添えられています。 黒蜜をかけていただきます♪ うん、さっぱりとして美味しい~寒天がややもっちりとした食感デス。 持ち帰りするには時間がかかりすぎるので、今度通販で買ってみようかな~ さて本題。 【あらすじ】シェークスピアの喜劇「十二夜」が元になっています~ 斯波主膳之助(セバスチャン)と琵琶姫(ヴァイオラ)の双子の兄妹は、乗っていた船が嵐に巻き込まれ、海に投げ出されて離れ離れになってしまう。 舟長と一緒に浜に打ち上げられて命をとりとめた琵琶姫は、行方不明の兄を探すために男に変装し、このあたり一帯を治める大篠左大臣(オーシーノ公爵)の小姓となる。 大篠左大臣は大納言家の姫君・織笛姫(オリヴィア)に求婚し続けていたが、織笛姫は受け入れることがなく左大臣は落ち込んでいた。 そこで、小姓の獅子丸(シザーリオ)が恋の使者に命じられた。しかし実は獅子丸は男に変装した琵琶姫、大篠左大臣にほのかな恋心を抱き始めていたのだ。 しかも織笛姫は獅子丸を好きになってしまい、話がややこしくなってくる。 恋の行方は?そして斯波主膳之助の生死は?? 【感想】 幕が開くと、客席に座る私たちの姿が。舞台いっぱいの鏡(のような幕)に写っています。 歌舞伎座の二階と三階には赤い提灯が下がっているのですが、それらを残して照明が消え、あたりはぼんやりと浮かぶ赤い光が幻想的な雰囲気に。 やがてそれも消えたあとに、舞台が明るくなって鏡の幕の向こうに透けて見えるのは今を盛りと咲き誇る桜の巨木。 2年前の初演の時にも思わず開場からどよめきが起こりましたが、ため息がでるような美しさです。 桜の木の下には天草四郎風の少年合唱隊。チェンバロの調べとともに歌うところに、織笛姫への恋に悩む大篠左大臣が現れます。 このほかにも場面ごとに鏡が効果的に使われています。 鏡が映し出す、「もう一人の自分」。 暗転のあと、舞台の奥が二つに割れて、いよいよ菊さま・斯波主膳之助登場! 船のへさきに立つお姿の美しく凛々しいことと言ったら♪ ここで妹の琵琶姫との一人二役の早変わりが行われますが、「えっいつの間に着替えたの??」と言いたくなるくらいの早業!! 船の中がどんなになってるのか見たい衝動にかられます~ そして嵐! 主膳之助が大波にのまれていくシーンは大迫力です~ 女なのに男に化けている琵琶姫。男として振舞っていても、大篠左大臣を思う時は女に戻る。 その戻る瞬間の入れ替わりがホント自然なのです。基本は「女」なのですね。 菊さまの持つ両性具有的な魅力が妖しく光ります~ 一人二役はもう一組、菊五郎さん演じる大納言家の執事・丸尾坊太夫(マルヴォーリオ)と道化の捨助(フェステ)。 だまされて全身黄色の装束(下帯まで!!)に身をつつんだ坊太夫の可笑しいこと~ 二役の捨助は、いわゆる狂言回しで、いろんなトコに現れては駄洒落あり下ネタありのおふざけ三昧。 一人二役は、人の表と裏、真実と嘘を生き生きと描き出しています。 腰元の麻阿役の「殿」亀治郎さん(←殿のことについては三浦しをんさんの「ビロウな話で恐縮です日記」もご参照ください~) ちょっと腰元っぽく見えないけど、亀治郎さんはこういう小悪魔みたいな役がよく似合うのですよね~ 今回も笑いました~面白かったです♪ 毎年、と言うわけにはいかないでしょうけど、また是非再演してほしいですなぁ。 【おまけ】 この日は参院選前ということで、銀座の歩行者天国はあっちこっちで演説&握手行脚。 私たちは見てないのですが、安倍総理も来てたらしいです。 民主党の鳩山由紀夫さんを見かけました。 ギャルっぽい方々に「ユキオ~」とか「ユッキ~」(??)と声をかけられてました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[歌舞伎] カテゴリの最新記事
|