「ぽこ」と呼ばニャいで！

横浜の関内駅から程近い寿町。
ドヤ街と呼ばれる地域のひとつで
簡易宿泊所暮らしの人達が多く生活している場所です。

北には中華街、南には山手の高級住宅街という立地なのに
高速道路でL型に囲まれた一角は、周囲とは違う空気が流れている。


一見普通のビルですが、窓の多さで
小部屋が沢山ある間取りだということがわかる。


ホテルという名前でも中廊下を覗くと、個室ドアの数が異常に多い。
それにしてもステンドグラスがあって、良さそうな造りです。


独特な雰囲気の場所なので、撮影にも気を遣う。
遠くに見える人だかりは、競輪のテレビ中継に見入る人々の群れ。


労働センターの駐輪場の天井に「寿の花」というアート作品がありました。
昔は夜な夜なこの下で焚き火をしていたので、天井面は煤で真っ黒。
それに魅せられたアーティストが自主的に製作したそうです。
相当な広さに一面の花のアート。


特殊なチョークで1本1本線を引いて描いてます。スゴイ！
段差のところにツバメの巣の跡が残ってた。


寿のネコは飢えていた！ゴミ袋を漁る子。
廻りは昼から営業している居酒屋がたくさんあるのに・・。


ゴハンちょーだいと弱々しく寄って来る子・・・。



元々そこに在ったのか、ニーズに応えたて造ったのかは判らないが
町内には競艇の場外馬券場もある。
折角ありつけた日銭仕事の稼ぎや生活保護費を
浪費しやすい仕組みになっているなぁ、と感じる。

年金も払ってるし、それなり老後の備えはしているつもりだけれど
フリーランスで1人身の私。
将来ドヤ暮らしになる可能性は、一般人よりもずっと高い・・・・。