1人レイトショー【石田】
『リアリズムの宿』という映画を観ました。阿佐ヶ谷スパイダーズ主宰の長塚圭史氏が出演しているという理由で借りたDVDだったのですが、なかなかに良い映画だったと思います。口頭だとベラベラと感想の言える僕なのですが、文章で語るのはすごく苦手なのです。よって、あえて具体的な感想は割愛しますが、本当に、しっくりくる後味の映画でした。あと、演劇人が出ているというだけでなんだか作品に親近感が湧くのです。全編、冬の鳥取県で撮影されており、雪の積もった自然の風景や、人気のない寂れた街並みの描写が、岡山出身の僕の目には妙にノスタルジックに写りました。静かな映画で、登場人物たちのやりとりをボーっと眺めているうちに終わりました。少し前までは『舞妓Haaaan!!!』みたいなテンションの高いぶっ飛んだ映画しか観る気がしなかったのですが、最近は静かに淡々と展開していくストーリーが観てみたい時期のようです。次に観たいと思ってるのは、妻不木聡主演の『きょうのできごと』。これも静かな映画っぽいです。パッケージを見た印象だけで言うと。いつ、ツタヤに行こうかな。