2006/03/11(土)16:28
◇★自意識過剰?!・・・かもしれないけど★◇
局アナ時代の話です。
そう!誰も悪気はない。
応援してもらってるわけで、
見てくれてる・・・わけで、視聴者の方々に感謝すべきこと。
だって、そういう職業に就いたのだから。
生まれも育ちもその土地で、アナウンサーになった。
特にその土地の言葉をしゃべれることで、
取材に行っても歓迎されるし、取材もしやすい。
何よりも土地勘があるということで、
他都道府県から来たアナウンサーよりは得でもある。
しかし、狭い。
どこに行っても知ってる人がいる。
東京のキー局のアナウンサーと違って、
“親しみやすい身近な有名人”
ということもあり、
結構、どこにいっても、しっかと見つめられる。
(あらこの人知ってる。娘の同級生だったかしら?感覚だったり)
ま、
それって、自意識過剰じゃん?
って思われればそれまでだけれど、
局アナをやめ、上京して一番ほっとしたことは、
どこで、何をしても、誰も私を見ない・・という安心感だった。
病院に行けば、「どこかお悪いんですか?」
バーゲンに行けば、「そういうものも買うんですね?」
悪気は無い。
でも、そういうハガキなどが来て、だんだんとまわりの目を気にするようになって、どこかもやもやしていたものを持っていたのも確か。
有名になって何らかの不自由?を感じることは「有名税」といって、しょうがないことだけど、
アナウンサーは有名人ではない(と思う)。
威張る必要もないし、着飾る必要もない。
それをいうなら、芸能人も、政治家も、みんな同じ人間なわけで・・・。
ましかし、それも、
10年アナウンサーをすると、平気になってくるんだけど。
いいじゃん!バーゲン行ったって!
いいじゃん!病院で検査受けてたって!
いいじゃん!スッピンで歩いていたって!
格好つけたって、私は私。
新人から2~3年目の頃の、過剰反応はちょっと大げさだったかもしれないけれど、結構、局アナは辛かったりする。
実力をつけ、有名になって、
人気アナウンサーになることもひとつの道。
そのためには、陰の努力と、いろいろな試練もあったり。
そして、それを維持していくのにもまた努力
私は、それから逃げてしまった(というよりそんな力もなかった)けど、
どんな仕事も、いいことばかりではない。
私は、今が・・・好き。
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追記;声をかけてもらうことは嬉しいんですよ~~!
同級生や知り合い、また視聴者の方から
「がんばってるね!」「よく見てるよ!」って声はうれしいんです。
幼稚園の先生から、全国放送で見て・・・って他県から電話をいただいたときは、本当にウレシカッタ。これは、この仕事をしてなかったら味わえませんものね。