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ペット喜怒哀楽

「少年A」14歳の肖像

書籍名:「少年A」14歳の肖像
著者名:高山文彦
出版社:新潮文庫 \420

「少年A」14歳の肖像( 著者: 高山文彦 | 出版社: 新潮社 )

感想:
事件当時の重さゆえ、単行本で出版された時も読み控えた書物。
同じ年頃のこどもを持つ身としては、重すぎる。
日本で年間150万人前後が生まれていた頃、そしてその子達が成人するまでの20年間、バブル崩壊、イラクのクウェート侵攻、阪神大震災、オウム地下鉄サリン事件の影響は、どの子にもある程度の影響は与えた筈。祖母の死をどう乗り越えるかで出現した反応というのが、たぶん著者の結論だろうが。正直なところ、この少年が成長して、身近な所で生きているかもしれないと思うのは、怖い。更生を前提とした少年法があって、それはそれで正しいとも思えるけれど。日本の刑罰の仕組みでは、成人でも、刑期を終えれば社会復帰して、更生する人もいるし、繰り返し犯罪を犯す人もいて、刑務所から出てきた人たちも身近にいるかもしれないのだから、という消極的肯定しか私にはできない。
長崎の事件や、未成年の重大犯罪が起きる度に、どうしてそういう少年が育ってしまったのかと、やはり気になるが、生物学的には、そういう固体の出現は当然と捉えて、やっと少しは気が楽になる。


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