取調室の心理学書籍名:取調室の心理学著者名:浜田寿美男 出版社:平凡社新書 \735 感想: 取調室という密室の中で、無実なのに、告白してしまう心理。一度調書を作ってしまうと、後から嘘の自白だと主張しても、裁判でかなり不利。結局結審して罰を受け、その後えん罪で再審請求。 この本で取り上げられている事件の多くが、しろうと目にも、証拠などから無罪だと思える。けれど、自白をさせられる雰囲気になってしまい、自分からあるいは誘導されて、筋の通った犯行を語る、語った内容に併せて証拠が作られる、解釈される。その審理過程を書いているのだが......私は疑問に思う。えん罪だと分かった場合でも、警察は再度調査しようとはしていないみたい。つまり、無実の被告ができあがって、本当の犯行者は逃げおおせているってこと、怖いですよね。 ジャンル別一覧
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