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ペット喜怒哀楽

「お宝鑑定」殺人事件

書名 : 「お宝鑑定」殺人事件
著者 : 木谷恭介
出版社:廣済堂文庫 2006.10.01 第一刷 296ページ ¥630

感想 : 初出は平成12年、扱っている時代が政治的にはあまり語られていない。この著者でもこういうこともあるんだぁ。山口資産家、SL模型。
宮之原警部のシリーズね。
気になった文章 : ニコチンはアルツハイマーを予防するらしいよ。脳の中の神経物質と似ている成分がふくまれてて、それが脳を刺激するんだって。ニコチンが記憶をよくすることは、学説的にも証明されてるそうよ。
(そうなんですよ。アルツハイマーは知らないけれど、パーキンソンは、女性の場合喫煙者は著しくなりにくいんだから)

解説(関口苑生)が面白い。 木谷恭介の人生、大阪府出身。芦屋育ち。中学は父の影響で自由主義の甲陽中学。昭和20年、19才で終戦、その間、1年4か月の軍隊生活。特別幹部候補生・・・
近年では一般市民に対して好き勝手にものを言えなくさせるような、新しい形態の日本的帝国主義のにおいもぷんぷんと漂ってきている。かりにひとりの人物が絶対的な権力の持ち主で、悪の権化と描かれていようとも、その人物が象徴するものは、かつて強制的に押し付けられた、いびつな社会モラルが生み出した類型モデルであるにすぎない。
宮之原のセリフで、「~あるじゃないですか」などという最近流行りの押し付けがましい疑問形というか、丁寧語にもならない言い回しは避けてほしい。


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