カテゴリ:その他動物話題
豆鉄砲じゃなくてね。
昨秋より 我が家のベランダで産卵、子育て 大量の糞害に悩まされ 窓も開けられず 中層階の 柵の低い、狭いベランダで 腰高窓をまたぐ形で出る という怖い所。 つまり ベランダの中でも 人間が出たくないベランダ。 そこを鳩に読まれているわけですが。 それでも 春先に 意を決して 掃除して ブリーチを撒き 防鳥網を巻き 防いでいたはず ところが その網の隙間から 入ってきて 量は減ったけれど まだやや糞害 緑や青の網ですから 見えるのだろうとは思います。 うまくよけて入ってくるもんだ。 馬鹿じゃないのね。 都会生活になれた鳩なのね なんて思っていました。 どうしても ここがいいらしい・・・ 昨日も鳩がいて 毎日いるんですけどね 前みたいに定住はしないだけで 毎日しばらくはすごしているんです。 窓を開けたって 窓を叩いたって 逃げやしない。 んで 夫が考え付いたのが 水鉄砲。 水鉄砲なら 動物愛護の観点でも問題ないだろうし 万が一下の階に飛んだとしても ここのベランダには どなたも布団や洗濯物は干してないですし。 昨夕買ってきて そしたら 今日は 来ないのね。 来たかどうかは 屋内にいても 声でわかります。 なぜか ベランダに来ると 声を出したくなるらしくて? こちらは 夫はもちろん 私も 水鉄砲 使ってみたいたいわけですよ。 威力を試してみたいんですよね。 夫が 昼前 「いるかもしれない。 いなくても 飛距離を試したいし」 と その窓を開けたら・・・ 「おい・・・防鳥網に 鳩がひっかかっている・・・」 「ふ~ん、しばらく放置すれば 他の鳩の警告になるんじゃない?」 「でも、弱っている・・・」 「死なれちゃ困るわ。処理が大変だし」 感染症に弱い私 鳩の死骸から どんなウイルスが・・・どんな細菌が・・・ と不安になりました。 高所恐怖症の夫、 戻って行って 室内から 網を外そうとしたのですが 早々にあきらめて戻ってきました。 私、 死なれちゃ困る ってなわけで サンダルを持って 意を決して 何しろ 感染恐怖症 「出なくても 窓のすぐ外だよ。 サンダル持って行かなくても大丈夫」 でも 持って行きました。 「噛まれないようにね。 暴れるだろうし」 中学生の頃 伝書鳩を飼っていた夫の言葉です。 夫に言われなくても あまり 鳩に触りたくはない。 感染恐怖症の私。 ましてや つつかれたくはない。 ましてや ここ数日間 アトピーで かきむしって 傷だらけだから 感染しやすい状態だってのに・・・ 窓を開けてみると たしかに 目の前に 鳩が一羽 防鳥網に ぐちゃぐちゃに絡まっています。 羽の形が変形しています。 しかたないから 網をハサミで切りはじめました。 網だって 百円均一の方じゃなくて 一番高いのはやめたものの、 千円近くはしていたのに。 首回り 脇の下?翅の付け根 両足 羽の中央付近 胴体 何か所も切り だいぶ外れてきました。 途中で やっぱり怖かったのか それとも 鳥には脱糞の時を調節する能力は無いらいしから そういうタイミングだったのか 脱糞までされました。 自分でなんとかしようとしたのか 胴体や肩のあたりに 血がにじんでいます。 ♪血まみれの小さな鳩が~♪ なんて歌が 頭をよぎります。 途中から 室内からでは 網を切りにくくなってきて サンダル履いて 外に出ました。 ベランダの 高さ・・・ その瞬間 鳩にしか目がいっていないから 全然気になりませんでした。 網でがんじがらめになっているからなのか 弱っているからなのか 私が覆いかぶさるようにしても 私がはさみを近づけても 逃げようともしません。 まぁ、 羽が開かない状態でしたし 両足にもあちこち絡まっていましたしね。 でも おとなしかったですよ。 でも あと少しってところで 尾羽も胴のあたりの羽毛も 変形していて 飛べそうもない状態なのに 両足が自由になったら クーラー室外機の向こう側 人間が入っていけない部分に 逃げ込んでしまいました。 これは もう 意を決して 両手でつかむしかないかな と ここで初めて 手袋はめて でも 室外機が邪魔で届きません。 そこに逃げ込まれたら あと少し まだ切らないと飛べそうにないのに 追い出さなきゃ そうだ 水鉄砲! 上から 水鉄砲発射しました。 鳩の羽って 水をはじくんですね。 そして 逃げようともしない・・・ 鳩の横に 1円玉の半分にもみたない水たまりができます。 昼頃ですから この炎天下 すぐに乾いてしまいます。 鳩・・・ 水から逃げるところか その水たまりに 口を近づけます。 いつから網にひっかかっていたのか 喉が乾いていたのでしょうか。 くちばしを近づけて 飲むんですね。 だから 水鉄砲は 鉄砲ではなくて 給水装置になってしまいました。 水を飲みたいらしいとわかったので 何回か発射し 何回か水を飲んで 落ち着いたようでしたが こんな調子ですから 水鉄砲ごときでは 室外機の向こう側から 出てきてくれません。 高い 狭いベランダで 室外機の向こう側にいる鳩に 無理なかっこをして 室外機におおいかぶさるようにして ここで つつかれたら冗談じゃない! 「あのね、 殺そうなんて思ってないからね あなたを傷つけようなんて 思っていないからね。 切ったら自由になれるんだからね。 死にたくないでしょ。 切らないと 飛べないでしょ。 飛べるようになっても ここにはもうこないでね」 ゆっくりと 低い声で わかってよねと思いを込めて 話しかけながら もう2か所 網の目を切りました。 あと1か所 左羽の付け根を外せば これで完了 ってところで もっと自由になった鳩は 私の手の届かないところまで 行ってしまいました。 網を外されたから 不自由な姿勢でなくなったから 両足で立てるようになったから 給水もしたから 少し元気になったようで・・・ もう 届かない場所では 手の打ちようもなく 私は退去。 着ていたものは 洗濯機。 私も 全身シャワー 先ほどベランダを除いたら もういませんでした。 飛べたのでしょう。 下にも落ちていませんでしたし。 それにしても 違法の 鳥に見えないらしい かすみあみじゃあるまいし 今まで 散々 網の隙間から入ってくるほど 頭が良かったと思っていたのに! なんでひっかかるのよ! 網を巻きつけた私だって 網をよけて ベランダに出るのは 大変だったのに。 これにこりてほしい・・・ 鳩に来ないでほしいのであって 鳩を捕まえたいのではありませんし まして鳩がここで死ぬなんて 冗談じゃない! この夏の暑い日の 昼前から始まった格闘・・・ 熱いベランダで30分弱の私 鳩はいつから? 昨日夕方以降なのはたしかですけれど。 夫が 昼前に 水鉄砲を試したいと思わなかったなら・・・ そう望むのがあと3時間も遅かったなら 鳩の干物ができあがるところでした・・・ 絡みにくい防鳥ネットを買ってくるべきでしょうか。 でも絡みにくいと また居座られるし でも絡まれて 死なれたら 後味悪いし・・・ まったく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 13, 2007 03:57:21 PM
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