2005/09/22(木)22:50
シンディ・ローパー 「ハイスクールはダンステリア」
シンディ・ローパーの1984年のヒット曲(全米2位)で、80年代を象徴するマスターピースのひとつと言えるだろう。
1stアルバム「She's So Unusual」(写真)に収録。
はじけるような曲調、ウキウキするようなメロディ、いかにも80年代的でありながらも温かみのあるシンセの音。10代のガキンチョのタワゴトでありながら誰もが共感したくなる歌詞。
「理屈抜きで楽しい」のお手本のような曲である。
当時既に30歳を過ぎていたシンディのボーカルは、恐いもの知らずの十代ならではの熱い気持ち、燃えさかるエネルギーを見事に表現しており、聴く者に「コドモの心」を蘇らせる魔法がこの曲にはある。
最高なのが「ハイスクールはダンステリア」という邦題で、「Girls Just Want To Have Fun」という原題とはかけ離れていながらも、曲の内容を見事に表したタイトル、「ダンステリア」という造語のセンス。
このタイトルを考えた人は天才だと思う。
同時期にブレイクしたマドンナがその後もふてぶてしく生き残ったのに比べて、この人は80年代の終焉と共に輝きを失っていった人だが、この曲や「Time After Time」、「True Colors」等はこれからも多くの人の心を揺さぶるに違いない。
この曲を聴いてあなたもワタシもダンステリア!
嗚呼80's…