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テーマ:クラシックロック(754)
カテゴリ:レッド・ツェッペリン
ピークに達していた当時のZepを象徴するかのようなアップテンポのナンバーで、イントロからもう燃える燃える。 スピード感溢れるイントロから歌が入ってくる部分で一旦テンポを落とし、そしてまた序々にテンポアップしていく曲の構成はスリリングの一言で、聴いてる方はグイグイ引きこまれていく。 ジミー・ペイジ先生のリフも絶好調のカッコ良さで、いくつものギターを重ねた壮大なサウンド・アンサンブルを聴かせてくれる。 ギターソロなんかは結構ヘナッてたり手癖っぽいフレーズの単調なモノだが、それすらも魅力に代えてしまう自己中なパワーと勢いがこの時代のジミーにはあった。 手がつけられんとでもいうべき圧倒的なオーラとスピード感がこの曲には詰まってる。 ロバート・プラントの抑制の効いたボーカルも見事。 このアルバムからもう一曲。 4曲目の「The Crunge」だ。 ジェイムス・ブラウンをモロに意識した(ラストでは「Sex Machine」のフレーズまで飛び出す)、変態変拍子ハード・ファンク・ロックで、結果的にレッド・ホット・チリペッパーズの15年先を行っていたその演奏は「ハード・ロックの王者」なんて言い方では括れないLed Zeppelinの幅広い音楽性を示すものである。 もちろんジョン・ボーナムという乱雑でぶっといドラマーを擁していてこそ紡ぎ出せるグルーヴ感だ。 このファンク路線は後のアルバムでさらに強化される。 8曲目の「The Ocean」のリフがビースティ・ボーイズにサンプリングされたりと、ZepがHIP HOPに与えた影響は案外小さくないのかも。 この「Houses Of The Holy」はZepのアルバムとしては評価が低いが、Zepの最高傑作とは言われるものの音楽的にはやや保守的だった前作に比べて、常に前進しようとする姿勢は高く評価したい。 それがうまくいってない部分もあるが、全体としては手応えたっぷりの傑作に仕上がっていると思う。 このアルバムの曲についてはまた取り上げようかな… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おはようございま~す!
早速「The Song Remains The Same」書いてくださったんですね!うれし~!20年ぶりくらいにレコードを引っ張り出してみました。こちらはプレゼンスみたいにカビカビにはなっていなかったので、ちゃんと聴けました(笑)。 >スピード感溢れるイントロから歌が入ってくる部分で一旦テンポを落とし、そしてまた序々にテンポアップしていく曲の構成はスリリングの一言で、聴いてる方はグイグイ引きこまれていく。 ・・・これはもうホントに手がつけられません。ライブでもよくこんなのやってますよね。脱帽もんです。 >ギターソロなんかは結構ヘナッてたり手癖っぽいフレーズの単調なモノだが・・・ ・・・確かに手癖一発、「オレは60年代から演ってます!」って感じのフレーズではありますね(笑)。でも、そこもなかなかいい! >8曲目の「The Ocean」・・・ ・・・結構好きです。素人バンドでもすぐできそうな親近感がある曲です(笑)。シンプルにしてカッコいい。録音が妙にオフ気味なのが、余計にそう思わせますね。素人バンドがリハしてるみたいな音。 終わり方は「おぃ、この壮大なアルバムがこのエンディングかよ!?」という感じではありますが(笑)。 久しぶりついでに、60年代派の私は1stを聴きながら覚醒しています。それでは・・・。 (2005.09.25 11:37:14)
さっぱりサラリーマンさん毎度!
>・・・これはもうホントに手がつけられません。ライブでもよくこんなのやってますよね。脱帽もんです。 ワタシはこの曲、ライヴ・バージョンも好きですね。 ジミー先生のカッティングがカッコいいんだな。 >・・・確かに手癖一発、「オレは60年代から演ってます!」って感じのフレーズではありますね(笑)。でも、そこもなかなかいい! 手癖が「芸」になっているいい例ですよね、この人(笑 >・・・結構好きです。素人バンドでもすぐできそうな親近感がある曲です(笑)。シンプルにしてカッコいい。録音が妙にオフ気味なのが、余計にそう思わせますね。素人バンドがリハしてるみたいな音。 ソリッドなリフとラストのお遊び的な雰囲気のギャップがイイですよね。 この曲についてはまた別の機会に語りたいと思います。 ではでは。 (2005.09.25 14:27:14)
トラバありがとうございました~トラバ返しさせていただきました。掲示板に、「ロックは、芸術!!」を感じま(す)ね~と書くつもりでしたが、失礼しました^_^;
(2006.03.21 02:20:52)
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