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カテゴリ:邦楽
という事で、久しぶりにユニコーンの「自転車泥棒」を聴く。う~ん、やっぱりいい曲だあ~。 4thアルバム「ケダモノの嵐」(写真)が発表されたのは1990年。日本がバブルとバンド・ブームに浮かれている真っ最中の時だ。 聴きましたねぇ、このアルバム。後から知った事だが、これってオリコン1位やレコード大賞の他にも、「ミュージック・マガジン」の年間ベストアルバムに選出されてるのね。 「自転車泥棒」はこのアルバムに収められてる曲で、個人的にはユニコーンの中で一番好きな曲だったりする。 作詞・作曲はギターの手嶋いさむ。 少し不思議な響きを持ったイントロで始まるこの曲は、民生のヴォーカル、XTCを彷彿とさせるアレンジ、ポップさと優しさに溢れた美しいメロディが絶妙にブレンドされた、名曲と呼ぶにふさわしい仕上がりとなった。 なんとも爽やかで甘酸っぱい、この感触。 ヘンにこねくり回さず、ストレートに演奏にしているのもいい結果を生んでいる。 夏の情景が浮かぶノスタルジックな歌詞も素晴らしい。 このバンドには他にもいい曲がたくさんあるが、この一曲でユニコーンは僕の中で忘れがたい存在になった。 この曲、シングルにならなかった事もあって、当初は「隠れた名曲」扱いだったが、その後ベスト盤に収録されたり、ホワイトベリーやJackson vibeにカバーされたりもした。 今では「ジャパニーズ・ポップスの名作」として多くの人に知られている ……といいなあ(笑 アルバムにはこの他にも、おなじみ「働く男」や「スターな男」、「ケダモノの嵐」、「フーガ」など名曲がてんこ盛り。 民生をはじめとする五つの才能が見事にスパークした、バンドにとって最も幸せな瞬間が記録された一枚だなあ。 つーコトで「自転車泥棒」を聴くにはここをクリック。 ユニコーンのライブ映像なんだぜ! 遠い昔 ふた月前の夏の日に 坂道を 滑り降りてく二人乗り ずっとふざけたままで 手を離しても 一人で上手に乗れてた いつのまにか 一人で上手に乗れてた 髪を切りすぎた君は 僕に八つ当たり 今は思い出の中で しかめつらしてるよ 膝をすりむいて泣いた振りをして逃げた とても暑過ぎた夏の 君は自転車泥棒 君は自転車泥棒 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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