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カテゴリ:邦楽
'71年生まれのSUEMITSUは、インディー活動を経て'06年にメジャー・デビュー。 ピアノを主要楽器とするシンガーソングライターで、クラシックとロックとの融合を図った"グラインド・ピアノ・ロック"なるものを提唱している。 キャップにTシャツといういわゆるB系ファッションとは裏腹に、クラシックあがりの華麗なピアノさばき、確かなポップ・センスに裏打ちされた楽曲が魅力となっている。 僕がはじめてこのアーティストに触れたのが、『のだめカンタービレ』(アニメ版)の主題歌でもあった「Allegro Cantabile」だ。 力強いドラムのイントロ、アグレッシヴな曲調、踊るようなピアノには「うおっ!」と思わされたものだ。 (※ただし、アニメOP用の短縮バージョンは編集がイマイチ) ヴォコーダー処理された声で始まる歌唱には秘めたる情念が感じられる。 メロディは、聴いた瞬間、心をわし掴みにされるようなキャッチーさを持っており、すぐに歌えるようになってしまった。 叩きつけるようなピアノ奏法はパンキッシュ。音圧もバツグンで、凄まじいドライヴ感だ。クラシカルにして最高にロックなナンバーだと思う。 ベン・フォールズ・ファイヴをはじめて聴いた時のことを思い出すなぁ なお、曲のタイトルは「快活に、歌うように」という意味だとか。 この曲はタイアップ効果もあってか、オリコン20位以内に入るスマッシュ・ヒットを記録。 彼の出世作であると共に、ビリー・ジョエルなんかが好きな人にもオススメしたい名曲です。 ちなみに、アニメ版『のだめカンタービレ』のEDテーマも、SUEMITSU & THE NODAME ORCHESTRA名義の曲である「Sagittarius」でした。 この「Allegro Cantabile」や「Astaire」(←これもドラマの主題歌)を収めたアルバム『The Piano It's Me』は、捨て曲なしの名盤です(くわしくはここを参照)。 今年の3月には新作『Shock On The Piano』も発表したSUEMITSU。 今後に期待したい、注目のピアノマンであります。 つーコトで「Allegro Cantabile」を聴くにはここをクリック! 歌うように まっすぐに 歌の上を伸びていく 他には何もできない 時のすべて預けながら 自由に解き放たれた 素直に駆けめぐる指 終わりなきクレッシェンドは深く 誰かのもとへ向かう 目の前に開かれた世界 繰り返す新しいプレリュード お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.22 06:36:57
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