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テーマ:洋楽(3281)
カテゴリ:80年代洋楽
英国的ではあるが、XTCやエルヴィス・コステロほど毒気の強くないメロディ・センスは個人的にもビンゴだったりする。 キーボードを軸とした演奏もスマートで聴きやすい。 グルーヴィーなビート・ポップとでも言おうか。 クリス・ディフォードとグレン・ティルブルックによる低音高音ヴォーカルも抜群のコンビーネションだ。 ソングライター・チームとしても評価の高い二人は"小粒なレノン/マッカートニー"といってもいいかも。 そんな彼らだが、日本における知名度はどうもイマイチ。 なんせ代表曲として挙げられることが多いのが、ワン・ショット参加だったポール・キャラックの作、ヴォーカルによる「Tempted」だもんなぁ(たしかCMでも使われていた)。 他にもいい曲はい~っぱいあるのにね、このバンド まあ、確かに華やかさには欠けるワケですが(笑 '87年にリリースされたシングル「Hourglass」は、このバンドの代表曲のひとつだ。 アルバム『Babylon And On』(上ジャケット)に収録のナンバーで、僕が初めて聴いたスクイーズの曲でもある。 ストレンジなビデオ・クリップがMTVで大ウケしたこともあり、イギリスのみならずアメリカでも15位まで上がるヒットを記録。 アメリカでの成功とはあまり縁のない彼らにとって、唯一のTOP20ヒットとなった。 ビートルズ的センスに微妙なヒネリを加えたメロディが印象的。 ポップだが口ずさみにくいサビは、クセになりそうな味わいがある(笑 グレンの歌声は個性には欠けるものの、人懐っこい響きがあり好感がもてる。 すき間を埋めるシンセ・ビート、どこか垢抜けないホーンの音色もステキ。 ブレイクでのチャカポコした打楽器の音も実に楽しい。 「Up The Junction」、「Cool For Cats」、「Another Nail In My Heart」と並ぶスクイーズ流ポップ・ソングとしてオススメです。 ちなみに、現時点における彼らの最後のオリジナル・アルバムは'98年の『Domino』。 21世紀以降は、クリスとグレンの仲たがいで活動を停止してた時期もあったようだが、現在はふたたびライヴを行っているとのこと('09年1月にはグレンが単独で来日の予定)。 去年('07年)はライヴ盤も出たことだし、ここらで久々の新作を期待したいトコロですね。 なお、'79年の2nd『Cool For Cats』はブリティッシュ・ポップを代表する名盤としてイチオシの一枚です(解説はこちら)。 このグループに興味を持った方は迷わず購入されることをオススメします つーコトでとりあえず「Hourglass」を聴いてみよう。 ここをクリック! 『Cool For Cats』に収録の名曲「Up The Junction」はこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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Hourglassは入ってたから嬉しくて歌ってみたけど難しかった。また挑戦しようっと。
(2008.09.25 08:18:55)
グレンの来日チケット取りました。
クリスの新作、秋の夜長にサイコーの1枚です。 グレンの新作は国内盤出ますね。 再結成ライヴ盤もすばらしいです。 スクィーズ、何気に活動が活発。(笑) (2008.09.26 01:39:03)
元テンさんどうもです。
>Hourglassは入ってたから嬉しくて歌ってみたけど難しかった。また挑戦しようっと。 -----うはw カラオケにあるんですか。 歌う元テンさんもスゴイ(笑 僕も今度歌いますww ではでは (2008.09.26 07:11:52)
PeTeRさんどうもです。
>グレンの来日チケット取りました。 ----取りましたか。 相変わらず、濃いライヴ・スケジュールですなぁ。 >クリスの新作、秋の夜長にサイコーの1枚です。 >グレンの新作は国内盤出ますね。 >再結成ライヴ盤もすばらしいです。 >スクィーズ、何気に活動が活発。(笑) -----グループとしての新作が出れば完璧ですね(笑 ひそかに期待してみます。 ではでは。 (2008.09.26 07:14:52) |