禁止→大便!?ティファニー?上海―北京旅行記 北京8 2004年12月28日 「あれ?そっちのベッドあんまり揺れないの?ギシギシ」 昨夜ははっちのパイプベッドの方が揺れやすい事を発見。 ギシギシ音もはっちのベッドの方がはるかに大きいため、私のベッドを大変うらやましがっていた。 __________________________________ さていつもユースホステルから西の方面に歩き建国門駅から地下鉄に乗っていた私達。今日はいつもと変わって東側に行くことにした。 お目当ては高級日本料理のなだ万。 日本で食べるとものすごく高くつくが北京なら手が出るお値段だ。 5分ほど歩いただけだが今まで私達が見てきた北京とはちょっと様子が違うのに気が付いた。 高級デパートには日本よりずっと高い値段でブランド物が並べてあり、その外にはそれはそれは高そうな高級車がずらりと並ぶ。 昨日まで前門の裏通りでクッションカバーを400円ほどから100円ほどにまけてもらっていた私達としてはとても同じ町にいるとは思えないほどだ。 しかしそこから歩くこと10分ほどの地下鉄の駅に入ると大きな地下街にはパチモンがこれでもかというほど並んでいて少し安堵感を覚えた。 やっぱり北京はこうでなきゃね。 私の彼は仕事でラルフローレンのポケットにマークの入ったタイプの白いシャツを着用づけられている。 その為ラルフローレンのシャツが掛かっているお店で聞いたところラルフローレンはポケット無しでマークが入ったタイプのシャツは作ってないと言われ他のタイプを勧められた。 、、、、でも彼その幻のはずのシャツ何枚も持っているんですが、、、。 そのタイプはここのお店では取り扱っていない(パチ作っていない、の方が正解?)と認めればいいのに。 そんなこんなでなだ万に着く。 なだ万は大きなデパートとホテルが合体した建物の中に入っていた。 さすがに高級感が漂い、つい先程通路にあった大きな中国風チェストの中にはっちが入ってこっそり撮影していた事を思い出すと少し恥ずかしい。 しかもこっそりやっていたはずなのに実は従業員のお兄さんにばっちり目撃されていた事も大変気まずい。 こんな高級ホテルで、こんなことして遊ぶ私達。 今度からはもっと私がシャッターを早く切るように気を付けなくてはならない。(あれ?懲りてない?) なだ万の料理は大変素晴らしかった。 もう最初の味噌汁から違った。 私はイクラ鮭丼ではっちは鰻を注文した。舌鼓を打って満足の私達。 トイレも大変きれいだった。 昨日から具合の悪いはっち。 取り合えず天安門の方に行ってみたが故宮もぎりぎりの時間で閉まってしまっていたのでお茶屋さんで休むことにした。 生まれも育ちも雪国のはっち。ところが寒さに人一倍弱く気温の低い土地を旅行する時はいつも喉を痛めて寝込んでしまう。 今回もその兆候が見える。 気を付けてあまり無理をしないようにしよう。 ついでに言っておくが彼女暑さには人一倍強い。 しかし具合の悪いくせに、近くのお土産屋さんでティファニーっぽいキーホルダー見つけたから私に記念に買ってくれると言う。 はっち、 「ほら、ティファニー。」 っておねえさん。 それただの銀色してるだけの毛沢東ホルダーじゃないですか!!!(毛ちゃんの横顔が入ってる、サイズ、形各種あり。) そんなのいりません。 横にあった北京って入っているライターは欲しくってちょっと買おうか悩んだけどね。 お茶屋さんはガイドブックに載っていたお店。 故宮のすぐ横にあるので歩いていったら思ったよりずっと遠かった。 ここのお茶屋さん、扇子を開けるとお茶のメニューが載っていて大変おしゃれな感じだ。 他にお客さんはいなかったが個室のように区切られていて入り口は長い簾のようなもので中が見えないように隠してくれる。 中は掘りごたつの様になっていて快適だ。 暖房が全く効いていなかったのがとても不満だったが。 二人とも寒さでダウンジャケットを脱ぐことが出来ない。 ここでお茶をして少しゆっくりする。 先にトイレに入ったはっちが戻って来ると、 「ここのトイレはすごいからさ、カメラ持っていきなよ。」 と言った。 何故か理由は言わないが訝しげにトイレに行くと、、、、 これ、ありました。 不可便便。 そうかーだめなのか。 でも緊急を要する人はどうするんだろうなー。 と持ってきたカメラで撮影は忘れない。 帰りはタクシーもバスも来ず、ひたすらまた来た道を歩いて戻った。 お茶屋の前の果てしなく続く通り。体感温度-15度ほどか。 後日北京を去って1週間もしないうちに今日行った地下街は北京オリンピックに向けてパチモン販売撲滅のため一掃されたことを知らされた。 →毛ちゃん前でおっちゃんにお金取られる!?へ |