Aegean Blue に憧れて

2009/02/23(月)07:08

大阪のグランメゾン「HAJIME」のランチ

●フレンチ・洋食 [関西](69)

昨年オープンし、評判も上々のフレンチレストラン、 『HAJIME RESTAURANT GASTRONOMIQUE OSAKA JAPON』 美食家 来栖けい氏のガイドでも大絶賛でした。 関西では珍しいグランメゾン。 今回はランチの利用ですが、ランチでもちゃんとドレスコードがありますので、 前回行ったリュミエールのような勘違いスタイルの方に出会わなくてすみますね。 外観はかなりシンプルです。 レセプションは結構狭いですが、受付の対応はとても良いです。 内装はシンプルスタイリッシュで照明はかなり暗め。 こういう雰囲気好きです。 内装だけで言うと、リュミエールの方が支払いに焦りそうとはダリン談(笑) あと、アペリティフメニューを見ましたが、『焼酎』あるんですね ガストロノミックっぽくない気がするけど、大好きなキールアンペリアルはちゃんと入ってました♪ お水の種類もガス入り、硬水、軟水なかなか豊富でした。 さてこちらのランチメニューは4725円と7325円の2コースのみ。 来月からは7875円に一本化されると聞いて、値上がりする前に駆け込みました(笑) メニューは米田シェフの想いがぎっしり書き込まれてあり、 一見してどんなお料理か想像がつきません。 全部読むとかなり時間がかかりますので、ここは初めてと言う事で お安い方をチョイス致しました。 メニューに記載されていないアミューズは全3品。 『ヒラメのカルパッチョ』 ↑は二人前です。 ちょっと甘めの生地に平目とソテーしたトマトが入ってます。 これ一口で食べるのが大変そうなので二口で食べようとしたら 生地がポロポロこぼれて位置皿が大変な事に キャーどうしようと焦ってる内に、あまり味わえなくって終わってしまった。 うん、平目の鮮度はよくって美味しかったと思います。 ただ、トマトのせいか生地のせいか、生暖かいのが気になりました。 『ウッフ・ア・ラ・コック』 卵の黄身にスパイスの効いたクリーム、桃のピューレ、ローストアーモンドを合わせた一品。 「食材の温度差をお楽しみ下さい」と言われたものの、そんなに温度差も無いような。。 しかもこのスパイス、多分アニスやシナモンといったうきぽの苦手なもの。 なので全く美味しく感じられませんでした ダリンは繊細な味を楽しんでるみたいでしたが、最後はなぜか黄身だけになったみたい。 ここでうきぽの大好きなシュクレのパンが登場。 あわせるバターは北海道無塩・エシレバターそれにゲラントの塩とギリシャのオーリブオイルも。 シュクレのパンは普段のバゲットよりも酸味が和らいで食感もやや柔らかくなってる気がします。 普段のバゲットの方が好みですがこちらもとってもとっても美味しくってどんなお料理でも合いそう。 バターは北海道のが一番美味しかったです。 発酵バターでしょうか。旨みとコクが美味しい。 ダリン曰く「家のアイルランドバターと同じ味がする」との事。 私もそう思う。 『ホタテのポワレ』 北海道産の大きなホタテを表面だけ焼き、中は超レアーに仕上げています。 ホタテにたっぷりの旨みがあるので、ソースはごくごく軽いにんじんのピューレ。 ソース自体にあまりほとんど味がありません。 淡い甘みがして美味しいことは美味しいけどちょっと味があっても。。 上に乗っているのはリンゴとセロリとミョウガを刻んだもの。 このお料理は食材の繊維質を壊さず食材の味をダイレクトに伝えています。 『金目鯛のお料理』 ハッとするような鮮やかな色合い。 メニューには『魚の脂肪融解温度を狙います』との事で低温調理されたお料理。 なのでレアの様な食感なのにちゃんと火が入ってるんです。 すごく独特な食感。グニュグニュしつつ歯ごたえがあるというか。 でも、この食感かなり好き嫌いあるんだろうな。 うきぽは後者ですけど。。。 最初は面白いし、お魚の甘みが出て美味しくも感じたのですが、 このナイフの切れ味が悪く、綺麗にお魚が切れないので お魚の繊維をグチャグチャにしながら切り分ける感じがどうも気持ち悪く。 しかも色が色だけに赤い魚が妙に生々しく感じてしまい、 生ぬるいお魚を食べてるような感覚に陥ってしまったんです。 やはりこのお料理はちゃんとナイフが切れないと美味しさが半減するかも。 添えてあるブラックオリーブのソースも私の好みから大きく外れているし。。 コリアンダーも苦手。 でもタンポポの葉やレモンのチャツネと頂くと美味しいです。 このレモンのチャツネの苦味とっても深くって美味しい~ でも、お魚のヌルッとした皮があまり好きでないうきぽには合わない調理方でした。 お魚の皮はパリッとして欲しいんです。 ダリンは不味くないけど、すごく美味しいとは思わないそうです。 お魚を食べる前にパンがなくなったのですが、パンが来たのがお魚を食べ終わった後。 満席でもないのにちょっと遅いサービスですね。 『白金豚のお料理』 大好きな豚肉に反応して一切れ食べた後です 先程のお魚料理で気落ちしてましたが、この豚肉はすごく美味しい!!! 4時間かけて低温でナノ単位で火入れした豚肉は しっとりときめ細やかな味わいが広がります。 素材ももちろん上質なんでしょうが、計算しつくした火入れが素材のよさをより引き出しているんでしょうね。 ソースはサツマイモのピューレとヘーゼルナッツのソース。 茶色のはグイレビーソースっぽいです。 サツマイモはほぼサツマイモの味で単体では美味しいのですが あえて豚肉とあわさなくっても良いかも。 ヘーゼルナッツのソースは好みではありません。 グレイビーソースはすごくすごく美味 あの・・・、これだけで良いです。 添えられたリンゴも美味しく、リンゴの種をローストしたものと一緒に頂くと 複雑ながらも新たな美味しさの発見があります。 長くなったのでデセールは次の日記で。

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