2013/07/02(火)15:53
☆ラルコ博物館☆
お次は、ペルーの首都リマです
飛行機の中で、“アンデス出入国カード”を記入し、ペルー入り。
アンデスか。。ずいぶんと遠いところまで来たもんだと、改めて感じます。
子どもの頃にイメージしていたアンデスとは。。
コンドルが悠々と旋回し、山々が連なる雄大な景観を前に、日射しでしわ深い男性が、
アルパカ柄のポンチョをきて、その土地の楽器を奏でている。
そう、まさに“コンドルが飛んでゆく”のイメージ。
ところがリマは、超都会。聞いていた通りだけど、知らない私からすると面食らう。
コンドルもアルパカもいませんよね (^▽^;)
街並みは、旧市街と新市街からなる。
新旧が表わす通り、世界遺産にも登録される植民地時代の建物のある旧市街。
高級ホテルや高層ビルが立ち並ぶ超都会的な景観の新市街。
旧市街に集中していたホテルは、治安の悪化などを理由に新市街へと移転。
でも、私たちのホテルは旧市街じゃ~ん\(◎o◎)/!!
ガイドさんにも、夜の外出は危険だと言われました
移動には、ガイドさんと車の手配をしてあるので何も問題はなかったのですが、
新市街の方が安心で、買物も出来るので便利かもしれませんね。
リマは、南米随一のグルメシティ
肥沃な大地と豊かな海に面し、食材に恵まれているのが理由。
旦那も南米出張の中で何を食べても美味しかったのは、ペルー料理だと言っていました♪
リマ観光もガイドはホセさん。ホセさんと言う名が、多い。
この方も印象の良い方。小学校の先生のように私たちの勝手な行動を静かに見守る。
「右手に見えるのは、酔っ払いの木です!!木が徳利型をしています。」
「おぉ、徳利だ、徳利だ♪」と楽しく観光をはじめました。
最初に訪れたのは、☆ラルコ博物館☆
博物館でこれほど楽しめたのは初めてかも。リマへ訪れた際にはぜひ訪れて欲しい場所
プレインカ、インカ各文化の土器と織物を展示。博物館の建物も展示の仕方もオシャレ。
キュンキュンくる土器の数々。家に飾りたい
釜焼きされる過程で粘土が酸化され、赤みを帯びる。白い線で絵付け。
象形土器にネコ科動物、蛇、フクロウが表現。
展示のされ方が素敵~☆ 撮影し放題なのもイイ。楽しいぞぅ♪
スペインによる征服後の作品。土器にその時代背景が表れる。
偶像崇拝の禁止政策が進んでいた事が伺える。
今までは、権威の象徴であるネコ科動物が鹿を襲う様子や、鹿を背負う様子が
描写されていたが、人間がネコ科動物を背負う様子が表現されている。
難しい事は抜きにして、ユーモラスでかわいい
土器もさることながら、織り物がまた圧巻!!
南米旅行から戻って早々なら、都内もコレを着て歩いてもいいかも♪
現代でも通用する色や柄、デザインですよね?
でもサイズが大きいなぁ。私サイズに手直ししてください。
色鮮やかで月日の流れを感じさせない。これほど高度な技術とパターンの美しさがあったとは。
それに保存状態の良さにも驚きですよね!
海岸砂漠地域に属するリマは、年間を通して雨が少ないのが特徴。そのお陰のようです。
ラクダ科動物の獣毛で作られた大布(紀元前13世紀半~紀元後1世紀)
図案は、長方形で上下対になっている2匹のネコ科動物。
軍旗あるいは王旗(紀元後8世紀~13世紀)
黄色と青色が美しい!ナントコレは、鳥の羽根を結び付けているそうです!!
鮮明で可愛い図柄♪
と思いきや、戦いの最後には敗者の斬首が行われた、物騒な絵が描かれていました。
ラルコ博物館を代表する器(モチェ文化 紀元前1世紀~紀元後8世紀)
生贄の儀式。敗者の血を注いだ器。
ミイラ包擬頭(チャンカイ文化 紀元後14世紀~16世紀初頭)
ミイラを包むのに用いたもの。藁その他の繊維や布等の素材を染色あるいは金属で装飾。
なぜ顔がついているのかな?と疑問に思えば、
死者の所属していた社会集団の先祖の顔を作り、死者が共同体の祖先へと変化する
プロセスを促したそうです。その考え方には何となく納得できる。
王冠、頭飾り等装身具一式
宗教的、社会的指導者は、頭や首を中心に、鼻飾りや王冠、耳飾り等の装身具を身につけた。
目的は、指導者らの地位や優位性、聖なる出自を広く知らしめるため。
自らとは異なる身体や人格を得る役割を果たしたそうです。
でも、現代からみるとちょっとやり過ぎ?逆にちょっと変な人に見えますよ。
トイレの入り口には、こんな可愛い土器が♪
う~んと、私は左かな??笑
ラルコ博物館はブーゲンビリアが咲く、白く美しい建物です!
これほど楽しめる博物館は初めてです!!ぜひぜひ訪れて欲しい場所ですね。