ぽんちゃけ峠

2012/10/14(日)22:54

国立中央青少年交流の家オープンハウス2012の華道展示

いけばな(283)

富士のさと秋まつり国立中央青少年交流の家オープンハウス2012というイベントに地元の華道連盟も展示部門に参加しました。 年に一度の一般開放であるオープンハウスというイベントが始まって、確か5年目。 私は最初の年は参加しませんでしたが翌年からは毎年参加させていただいています。 こちらの施設は現在の天皇陛下が皇太子殿下時代にご成婚された記念に設立された教育施設だそうで、かつては国立中央青年の家という名称でした。 いまだに地元では「青年の家」と呼ぶ人の方が多いと思います。 今回私たちは研修館「富士」という一番新しい建物の2階の40人くらい入れる研修室を使わせていただいて役員など18人が出品しました。 ちなみに隣の部屋は七宝焼き体験と折り紙、少し離れた部屋には茶道体験でした。 初日の写真 会場準備の前日の夜遅くまで実はこの花材で現代華を下生けした私ですが、布団の中でいろいろ考えて、「現代生花」にすることにしました。 花材はハス(自宅の茶碗蓮)、サンダーソニア、モンステラです。 イベントのターゲットが「子ども・親子等」と交流の家のホームページに書かれていましたので、遊び心のあるものにしようと思って花屋さんへ。 店頭でサンダーソニアを見たら、なんかカボチャを思い出し、そういえばもうすぐハロウィンだなーと。 ちょうどそんなに大きくないモンステラも入荷していました。 ちょっとこわい雰囲気を出すために自宅で大切に保存していた枯れはすを使いました。 私の場合、ハスの花も好きですが栽培している目的は花後のものを得るためなのです。 放任栽培なので、意外なおもしろさが出てくれるんですよ。 今日の写真 昨日の写真を帰宅後見たら、なんかちょっと散漫な感じに思えたので、今朝のお直しの時間に余分に買っておいたサンダーソニア2本を追加しました。 なお花材の本には日もちするようなことが書かれていましたが、仕入れが古かったのか先に入れてあったものはすでに下の方の花が変色して枯れていました。 モンステラの葉の切れ込んだ部分から、ちら見えするサンダーソニアの量も増えました。 敷板の向きも変えてみました。 おまけの写真 なにげに真のハスの向きを逆にしてみました。 これだとハスの実の穴が裏側になって見えなくなりますが、ラインはおもしろいのかなあ。 右端の席なので逆勝手に生けていたはずですが、花材の表情をかなり優先しましたし、あくまでも現代生花ですから。 花器をもう少し工夫したかったのですが、個性的なものばかりにしてもなのかなあと思って、この程度にしました。 敷板は、昨年の同じイベントで購入したカイヅカイブキの幹を輪切りにしたものです。 今年も同じ団体さんが参加されていて、うちの部屋にも見に来て下さって、「これとこれとこれはうちが作ったものだ。」と言っていたとか。 工房の場所を教えていただいたので、今度見学に行ってみようと思います。

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