黒龍・純吟三十八号(福井県永平寺町・黒龍酒造)
「ゆく年くる年」で除夜の鐘の舞台としてよく放映される越前の永平寺。そんな永平寺町の蔵元「黒龍」の酒を取り上げて今年の最後の記事としたいと思います。その中でも「その年の38番目のタンクが搾られる頃、酒蔵は最盛期を迎えます。その頃搾られたお酒も秋の訪れとともに、一番美味しい季節となりました。今が旬の純米吟醸酒を蔵出しします。」という、純吟三十八号で締めくくります。山田錦を100%使用、麹米50%、掛米55%まで精米し、アルコール度16度に仕上げています。品川区二葉町の飲み屋で女将さんから「希少な酒」と強いお勧めがあったので飲みました。1杯830円。黒龍らしい綺麗で麹の香りの立つ酒。この蔵の酒は洗練されているから人気が高いのもうなずけます。今年も全国各地の美味しいお酒をたくさんいただきました。そして日本に生きている幸せをいっぱい感じました。全国の蔵元・蔵人の皆様、酒販店の皆様、そして料飲店、一緒に飲んだ友人の皆さん、ありがとうございました。良いお年を!