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テーマ:お酒大好き(5103)
カテゴリ:ウィスキー
こんなに安くて美味いウィスキーがあったのか!という感激レポートです。
ニッカウィスキーはアサヒビール傘下となりましたが、ウィスキー造りの基本は変わっていないようです。 日本のウィスキーの父、竹鶴政孝の実家は広島県竹原市の造り酒屋で、「竹鶴」の銘柄で酸味の強い熟成感ある日本酒を我々に提供してくれているのは、以前にご紹介した通りです。 スコットランドでの研修から帰国した竹鶴は、寿屋(現在のサントリー)の鳥井社長からスカウトされ、日本最初のウィスキー製造にたずさわることとなりました。 本来、北海道で蒸留所を作りたかった竹鶴ですが、「遠すぎる」と鳥井から難色を示され、結局大阪・京都の間の山崎に工場を設立することとなりました。 設計は竹鶴が行ない、完成後初代工場長に就任しました。 製造開始から商品として出荷するまで数年かかるウィスキーですが、当時の寿屋の株主はそんなに待てなかったようで、中途半端な形で市場に出すようにならざるを得なかった。そこに日本のウィスキーの悲劇がスタートしたように思えてなりません。 スコッチ造りにこだわる竹鶴は鳥井との折り合いも悪くなり、最終的に寿屋を飛び出し、北海道の余市にウィスキー工場を作ることとなります。 市場に出すまでに数年を必要とする本格的ウィスキーをめざしたので、当面の収益のためにリンゴジュースを製造販売。そのために社名は「大日本果汁株式会社」で設立し、その後「ニッカ」となりました。 私の親父は毎日晩酌でウィスキーを飲んだいましたが、サントリーではなく必ず「ニッカ」だったことを覚えています。 そして日本酒好きの私が、久しぶりにニッカウィスキーをイトーヨーカドーのチラシで見つけ、なにか囁きがあったのかネットスーパーで購入しました。 それが「宮城峡」です。500ml瓶で1600円くらいだったと思います。 飲んでみてビックリ!! こんなに優しく、やわらかく、甘く、シルキーで、ほんのりフルーティなウィスキーが、この値段であったのか、と! アイラ島のシングルモルトウィスキーを好きな私でしたが、フレーバーはそれとは正反対で、女性でも堪能できるような優しい味わい。 ウィスキーを毎日欠かさず飲む友人にテイスティングしてもらいましたが、その彼も絶句していました。 「このウィスキー、サントリーだったら数千円するんじゃないか!?」と。 仙台近郊で竹鶴が作ったニッカ第2の工場「宮城峡」は、余市とはひと味違うウィスキーをはぐくんでいたのです。 「余市」とのセットで、送料込み3580円は以下の写真のショップにて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/04 11:45:36 AM
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