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テーマ:お酒大好き(5097)
カテゴリ:日本酒・岩手県
津波で大きな損壊を受けた宮古市の菱屋酒造店。6月下旬の時点ではこのような状況でした。
1階部分が津波により、ぶち抜かれています。 宮古湾がこの裏手300mくらいにあります。 観光地として有名な「浄土ヶ浜」は、山の反対側、直線距離で1km強でしょうか。 酒蔵の象徴である杉玉が痛々しい。 菱屋酒造店の脇はこのような感じ。 かろうじて躯体が残ったのは、鉄筋の建物だけということでしょうか。 その菱屋酒造店が、作業場を再建してこの12月6日から仕込みを開始しました! 毎日新聞「東日本大震災:震災乗り越え、新酒仕込み--宮古の老舗・菱屋酒造店」 さて、20基あった仕込みタンクの多くは津波で流され、中には北海道の釧路まで流れ着いたものまであったようですが、 そうした状況下、「奇跡的に生き残った」のが今回の酒。 そう、千両男山、復活の狼煙を上げる意地の酒! 2ヶ月ほど前に、錦糸町の「蔵」でいただいたのですが、この酒を見つけたときは思わず「おおっ!」と歓声をあげてしまった。 姿勢を正して、少しずつ味わいを噛みしめながらグラスに注がれた一杯を飲みました。 感動が胸にこみ上げてきて、思わず目頭が熱くなりました。 壊滅的な被害を受けた蔵が、日本酒の伝統と文化を守り、そしてなによりも飲む人々への笑顔を届けたくて、再び立ち上がりました。 杜氏は青森の「田酒」で名を轟かせた、あの辻村勝俊さんです。 年明けに出荷される新酒の千両男山を飲みましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/12/09 07:27:40 AM
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