2012/02/11(土)11:18
大倉・熟成純米・彗星50%瓶燗火入れ18BY(奈良県香芝市・大倉本家)
明治29年の創業以来「山廃仕込み」で醸す大倉本家も、平成12年秋の濁酒の仕込みを最後に
休造していました。
その後平成15年に酒造再開、限定流通商品として「大倉」をメーカーブランドとして立ち上げて、呑み助の舌を潤しています。
この「大倉」は、1.純米 2.無濾過・素濾過 3.山廃仕込み 4.瓶燗・瓶貯蔵 をコンセプトにしています。
「彗星」とは北海道の酒造好適米「初雫」と「吟風」を交配した新品種で、平成19年の誕生。
タンパク含有率が低く、粒が大きく、耐冷性に優れているそうです。
その彗星を全量使用、精米歩合は50%、酵母は協会1401号、日本酒度は+2前後、酸度は1.8程度、アミノ酸度は1.3程度という出来上がりです。
18BYを瓶熟成させていますから、軽い琥珀色の旨味豊かな酒。
燗酒でいただきましたが、思わず「おっ、いけるねえ!」と口に出ました。
これで4合瓶1300円ちょいですから、こういう酒が世の中で大いに流通してもらいたいですね。(在庫はすでに無いようですが。)