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テーマ:純米酒が大好き!(87)
カテゴリ:日本酒・広島県
この月曜日、「龍勢」「夜の帝王」の藤井社長を招いての試飲会に参加してきました。
全6種類がすべて冷やと燗で提供されましたが、この蔵の特徴は「酵母無添加」。 そして、全量純米蔵でもあります。 最初はにごり酒(24BY)をワイングラスで乾杯。その後、その濁りを燗酒に。 これは社長自ら柄杓で1本1本(合計1200本)瓶詰したお酒。 (各銘柄に対する社長のコメントと味わいを書いたメモを無くしたので、記憶で簡単に。) 次に藤井酒造の定番酒「純米大吟醸・黒ラベル」を久しぶりに。 15度で2年間熟成されたもの。 この蔵の方針として、新酒鑑評会をめざすような酒は造らない。 したがって、どちらかというと重たい熟成感が特徴。 燗酒がウマイ。 3番目は「特別純米・中取り生原酒24BY」。 黒ラベルより軽く飲みやすい。 燗酒は普通燗と上燗の2種類で提供された。 本日のお燗番は、京王プラザホテルの日本酒バーで腕を磨かれた疋田さん。 見ていると、「ちろり」を揺すりながら酒を対流させて燗づけしている。 4番目は「生モト雄町・純米原酒21BY」。 もちろん酵母無添加。 速醸酵母だと2-3日、早ければその日にも湧き出すが、無添加(=蔵付き酵母)だと、何日も発酵がはじまるのを待つ。 この酒は湧き出すまで15日間だったとか。 140年前の造り方にこだわった一品。好きです。 これも冷やと2種類の燗温度で提供された。 5番目は「山廃雄町・深みの純米21BY」。 確かに濃い味の酒。 この頃、料理はちょうど豚ロースのソテーと牡蠣料理。 この辺も計算されている。 それにしても、昨年の「竹鶴酒造」といい、竹原市では酵母無添加で醸す蔵が多いのですね。 だいぶいい気持ちになったところで「夜の帝王・八反錦・特別純米」の登場! なぜ「夜の帝王」という怪しいネーミングかと聞けば、この酒は1960年代に生まれた銘柄。 当時は寿司屋に行っても、どこへ行ってもウィスキーの水割りばかり。 「夜の帝王」という名前で夜の繁華街に日本酒の売り込みを図ろうとしたとのこと。 作戦は不完全だったらしいが・・。 参加者たちからは「社長は銀座の帝王だ!」と冷やかしの声援が飛んでいた。 この藤井社長は懐が深く、参加者からのさまざまな質問に対しても丁寧に答えておられた。 メモ書きを無くしたのが残念だが、一つ覚えているのは「完全発酵させた酒は身体に優しい」ということ。 これも竹鶴の石川杜氏の話と共通すると思いました。 本日のお酒をご用意いただいたのは、船橋の「酒のはしもと」正木社長でした。 美味い料理とお酒と楽しいお話し、そして和やかな雰囲気を醸しだされた参加者の皆様に、ご馳走様でした! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/02/14 12:49:50 PM
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