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カテゴリ:日本酒・長野県
小布施ワイナリーの各酵母シリーズの日本酒。
その中で、明治36年に登録された1号酵母を日本醸造協会から特別に提供を受けて仕込まれた純米酒です。 協会酵母の1号から5号まではすでに廃盤となっていて、飲めるとはまったく思っていなかった私です。 ワイナリーが造る酒らしいラベル。「NUMERO UN」=1番、つまり1号酵母のこと。 原料米は県内産の白樺錦と美山錦を使用、これを59%まで精米。 1号酵母で醸して、アルコール分16%、日本酒度+1、酸度2.5前後という仕上がりになっています。 立ち上がるような華やかな香りはもちろん無く、口に含んで喉を通してみると、まさに「エンシェント酒」とでも言うべき、伝統の日本酒らしい「酒臭さ」を味わえる。 それは嫌なものではなく、むしろ懐かしさや郷愁とでも言うべきものを感じさせてくれる。 具体的にはやや強めの酸味の質が、そのような印象を与えるのだろうか。 精米技術や醸造技術も今とは比較にならない明治期の酒がこんな味だったとは言えないだろうが、こうした酵母が存在したということに新たな驚きを覚える。 「ソガペール」は醸造家の曽我さんに由来するもの。 今月29日に根津の「慶」で催される「ソガペールエフィス 1号~6号&9号飲み比べ」が今から楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/05/18 06:51:11 PM
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