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日本酒類文化振興会

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日本酒・長野県

2013/06/07
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カテゴリ:日本酒・長野県
小布施ワイナリーが毎年意欲的な試みをしている中で、昨酒造年度は日本醸造協会から特別に提供を受けた1~5号酵母に、頒布酵母の6、7、9号のラインアップをそろえ、すべて同じ酒米(美山錦)で仕込んだ、まさに飲み比べにピッタリのシリーズを発売した。

行きつけの根津の日本酒処で、常連のお客さんが入手したこのシリーズ(除く7号酵母)7本を試飲する機会があり、参加してきた。

利き猪口が10個あるのは、女将が3種類については燗づけもしてくれたため。
  • IMG_20130529_200604 a.jpg


  • ワイナリーがボトリングした酒らしく、一見するとワインかスパークリング。
    右の5本が1-5号酵母、左の大型ボトルが6&9号酵母で醸したもの。
    いずれも純米酒です。
  • 931286_167508363419205_878138034_n.jpg


  • 最初は冷やして提供されたが、面白かったのは時間の経過と共に、多くのボトルで香味の変化が生じたこと。
    すなわち、開栓後の空気との接触時間および温度の上昇で微妙に味わいが変わったのは、同時に試飲していた参加者全員の共通認識で興味深いものがあった。

  • 941568_167508353419206_1046932106_n.jpg


  • 3号酵母のボトルだけアップの写真を掲載しているのに特に意味はない。
    一本一本の顔ヅラは同じで、アン、ドゥ、トロワ・・と番号表示が変わるだけ。

  • IMG_20130529_190821ajpg.jpg


<1号酵母> 100年以上前(明治39年)に「桜正宗」から分離され、大正6年から昭和10年まで頒布された文字通り最初の協会頒布酵母。
酸味が特徴的で、同時に泥臭さも感じるが、それが1世紀前の日本酒を彷彿させ、なんとも幸せなタイムスリップ感を与えてくれる。
この酒は、現代でも個性豊かな酒として、それなりに市場で受け入れられるのではないだろうか。
なお、開栓後の時間の経過と共に、酸味が薄れ、甘味と苦味が強くなってくる。

<2号酵母> 明治末期に「月桂冠」から分離された株。
ひと口飲んだ印象は「今風」。やや、老ねっぽさとでも言うような個性的な香りと、フィニッシュ以降に渋味が出てきた。
のちに燗づけしてものを頂戴したが、抜群の燗あがり。参加者皆目を丸くした。

<3号酵母> 大正3年に「酔心」から分離。
酸が強調された、スキッとする切れ味の良い酒。
のちに燗づけしても、燗上がりはしなかった。

<4号酵母> 大正13年に広島県の酒造場(詳細不明)で分離された。
正直なところ、雑味が多く、まとまっていない。荒々しい。 燗上がりもしない。

<5号酵母> 大正末期、「加茂鶴」で分離。
白いフルーツ様の香りが現代風。ただし、全体的に平板で、本醸造酒っぽい。

<6号酵母> ご存知秋田の「新政」酵母。昭和5年に分離。昭和10年より今日に至るまで醸造協会から頒布されているロングセラー。
それまでの1-5号酵母に比べると、その旨味の広がりとふくらみは一目瞭然。さすが、現在でも頒布されいる理由がわかる。
ただし、時間の経過と共にヘタってきた。
(1-5号にも共通したが、これは造りによるものなのか?)

9号酵母は申すまでもないので省略します。

以上、1-5号酵母で醸した酒は当分飲む機会がないだろうが、貴重なチャンスを提供してくれたお店に感謝したい。

これら1-5の中では、1号酵母の酒が個性豊かで面白く、現代でもときどき飲みたくなるような酒だった。

なお、文中の分離年等はお店で配布された資料に準拠しています。






Last updated  2013/06/07 04:41:08 PM
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2013/05/31
カテゴリ:日本酒・長野県
北八ヶ岳山麓の黒澤酒造は安政5年(1858年)の創業で、メイン銘柄は井筒長(いづつちょう)として親しまれている。

その中で「くろさわ」シリーズは輸出用のバージョンとして20年前にスタートした。
したがって、説明表記も英文となっているが、生モト造りで勝負しているところが素晴らしい。

  • HI3B2174.JPG

  • この9638-80は文字通り精米歩合80%という低精白で、旨味を前面に強調した純米酒。
    しかも生モト造りで炭濾過もしていないので呑み応え充分。
    もちろんふくらみがあるものの結構ドライで飲みにくい感じはしない。

  • HI3B2173.JPG

原料米は地元南佐久で栽培された酒米「ひとごこち」。
酵母は協会9号系。 酸度は2.0としっかりした酸味。

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どんどん世界に Japanese SAKE を広めていってください。






Last updated  2013/05/31 04:34:15 PM
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2013/05/18
カテゴリ:日本酒・長野県
小布施ワイナリーの各酵母シリーズの日本酒。
その中で、明治36年に登録された1号酵母を日本醸造協会から特別に提供を受けて仕込まれた純米酒です。

協会酵母の1号から5号まではすでに廃盤となっていて、飲めるとはまったく思っていなかった私です。

  • HI3B2199.JPG

  • ワイナリーが造る酒らしいラベル。「NUMERO UN」=1番、つまり1号酵母のこと。

  • HI3B2200.JPG

原料米は県内産の白樺錦と美山錦を使用、これを59%まで精米。
1号酵母で醸して、アルコール分16%、日本酒度+1、酸度2.5前後という仕上がりになっています。

立ち上がるような華やかな香りはもちろん無く、口に含んで喉を通してみると、まさに「エンシェント酒」とでも言うべき、伝統の日本酒らしい「酒臭さ」を味わえる。

それは嫌なものではなく、むしろ懐かしさや郷愁とでも言うべきものを感じさせてくれる。
具体的にはやや強めの酸味の質が、そのような印象を与えるのだろうか。

精米技術や醸造技術も今とは比較にならない明治期の酒がこんな味だったとは言えないだろうが、こうした酵母が存在したということに新たな驚きを覚える。

「ソガペール」は醸造家の曽我さんに由来するもの。

今月29日に根津の「慶」で催される「ソガペールエフィス 1号~6号&9号飲み比べ」が今から楽しみです。






Last updated  2013/05/18 06:51:11 PM
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2013/01/25
カテゴリ:日本酒・長野県
この冬も諏訪湖の「御神渡り」が通じました。極寒により、諏訪湖の氷がせり上がり、上諏訪から下諏訪へつながるものです。
諏訪大社・上社の男神・建御名方神(タケミナカタノカミ)が下社の女神・八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)のもとへ通った道筋といわれています。

そんな風土で醸される翠露を飲むのは久々です。香りの立つ酒のイメージがありましたが、この一本は穏やかで主張を抑えている。

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全量山田錦を使用し、これを55%まで磨いた贅沢な仕込み。
無濾過生原酒のフレッシュ感が、心地良くノドを通過していきます。
いくらでも飲めてしまいそうな一本でした。






Last updated  2013/01/25 11:37:31 AM
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2012/12/25
カテゴリ:日本酒・長野県
寛政元年(1789年)創業の信州諏訪・麗人酒造。
「初しぼり」から「ロゼ・スパーク」まで、さまざまなラインアップがありますが、その中でも10年古酒は異彩を放ちます。

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個性的な目立つラベル。
古酒だから一気にたくさん造れない希少品ですが、1本3000円とは良心的な価格付け。

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「麗人」という名前につられるわけではありませんが、10年の年月が織り成す円やかな優しいさがにじみ出てくる。
熟成酒を飲み慣れない人でも比較的飲み易い古酒ではないだろうか。

個人的には「純米」の方が旨口感があって好みでした。






Last updated  2012/12/25 12:22:38 PM
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2012/01/25
テーマ:お酒大好き(3957)
カテゴリ:日本酒・長野県
「生粋」と書いて「なまいき」と読むそうです。

「この時期しか飲めない、季節を味わう粋な生酒」と裏ラベルに書かれています。

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精米歩合65%の純米酒。

そして表ラベルの模様については、「杉玉」と「人と人との縁」を表しているとのこと。

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言われてみて、「ああそういうことか」と思う。

口に含めば、香りは「御湖鶴」らしいイヤミの無いフルーツの香り。

「おりがらみ」の生酒らしい、薄く濁った活き活きとしたフレッシュ感溢れる酒。

「今年もよろしく!」と言いたくなります。






Last updated  2012/01/25 08:22:42 AM
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2012/01/20
カテゴリ:日本酒・長野県
「わーい、雪だ、氷だ!」と子供たちの歓声が聞こえてきそうな、ほのぼのとした絵。

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長野県佐久市の大澤酒造の初しぼり。「日本の冬」
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と、このラベルを見て思い出した。
「日本の夏」って飲んだよなあ、と。

ということは、「明鏡止水」は「ひやおろし」で「日本の秋」という酒を出していたのだろうか。

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精米歩合60%の純米生酒。

日本の四季の移ろいを、日本酒は教えてくれる。

これは蒸留酒には無い世界ではないだろうか。






Last updated  2012/01/20 08:39:36 AM
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2012/01/05
カテゴリ:日本酒・長野県
霧ヶ峰高原の伏流水を使って仕込む舞姫酒造。
昔は「亀泉酒造店」だったらしいから、土佐の酒と同名だったのですね。

「翠露=香り立つ酒」という勝手なイメージを持っていましたが、良い意味で裏切られました。

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山田錦100%使用の、精米歩合55%。
使用酵母は協会9号系で、日本酒度は+7とのことですが、別に辛さが際立つわけではなく、ちょうど良い塩梅ではないでしょうか。
美味しくいただきました。






Last updated  2012/01/05 09:55:44 AM
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2011/12/19
テーマ:お酒大好き(3957)
カテゴリ:日本酒・長野県
北アルプスの麓・信州安曇野にある蔵らしい酒名とラベルです。

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写っているのは槍ヶ岳でしょうね。
手前は涸沢カール?

この酒は普通酒ですが、「毎日の食卓で旨いと言われる酒を・・」という蔵の方針から、結構力を入れて造っているらしい。

日本酒度は+4.5なので、少し辛めの定番酒。
燗でも冷やでもいけそう。

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こちらは「蔵酒」という契約栽培米の「ひとごこち」を原料に造った酒。
アルコール分は19.8%で、日本酒度は+7だから、辛くてパンチのある酒をイメージしたが、結構旨味を感じさせて良さ気な雰囲気。

疲れているときは、割り水をして燗付けすれば、食事も美味くなるだろう。






Last updated  2011/12/19 09:28:01 AM
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2011/12/17
テーマ:お酒大好き(3957)
カテゴリ:日本酒・長野県
日本酒造りで一人前にになるまでには、まだまだ二歩も三歩も手前なので、「十九」(二十歳の手前)と命名したという謙虚な尾澤酒造場。
でも創業は江戸文政年間(1820年頃)というから、立派な歴史ある蔵です。

一方、SRSは Special Regular Sake の略だというから面白い蔵元さんだ。

地元契約栽培米美山錦を100%使用しているからスペシャルな普通酒なのか。

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シンプルな漢数字とアルファベットが混じった、ちょっとお洒落なラベル。

石高は60石で全国最少規模の酒蔵だという。

酒造従事者は蔵元さんを入れて3名。

小タンクでモロミ日数も平均35日と聞けば、それだけでも旨そうな酒が出来そうですが、そこは謙虚な蔵元さん、
「小規模手造りだからというだけで旨い酒が出来るとは思いませんが、小規模手造りでも、食中酒としての旨さに繋がる手造りができるかを常に考え、その方法があればどんどん取り入れております。米を手洗・浸漬し、麹やもろみと朝から夜中まで繰り返した対話が米の旨さを引き出していると信じております。」
との言葉。

ウマイと思ったから、この酒のレポートをするのですが、こりゃあますます「十九」のファンになってしまいそう!






Last updated  2011/12/17 07:26:02 AM
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