1号酵母から9号酵母、飲み比べ by ソガペール エフィス(長野県・小布施酒造)
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2013/06/07
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全11件 (11件中 1-10件目) 日本酒・兵庫県
テーマ:純米酒が大好き!(87)
カテゴリ:日本酒・兵庫県
「竜門を登る鯉は瀧になる」==「登竜門」から命名した「瀧鯉(たきのこい)」は、灘の木村酒造で造られていましたが、5年ほど前に廃業し、今は同じ区内の桜正宗に引き継がれています。
桜正宗は400年近い歴史を持つ蔵で、「宮水」の発見、酒の代名詞でもあった「正宗」の元祖、そして協会一号酵母を分離するなど、酒造の歴史とともに歩んできました。 今でも根岸の「鍵屋」など古典的な居酒屋では定番酒です。 さて、瀧鯉ですが、旨味のしっかり載った濃いめの酒をでした。冷やで飲みましたが、燗にしても良いでしょう。 同席した利き酒師さんはたいそう気に入ってました。 ![]() ![]()
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2014/03/21 11:20:19 AM
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2013/10/11
カテゴリ:日本酒・兵庫県
遷宮に沸く伊勢神宮の御料酒は灘の「白鷹」。
食物神である豊受大神宮(外宮(げぐう))の御饌殿(みけでん)で、鯛や鰹節、御飯や昆布・野菜などと共に毎日朝夕に供されてきました。 そのお酒はラベルに「伊勢神宮御料酒」と書かれた、500mlボトルの特別純米のお酒とばかり思っていたのですが、実際は純米大吟醸酒だと! 御料酒は蔵の中でも結界で仕切られた区域で造られているため、まったく同じ酒は市販されていないが、最も近いのが「大吟醸純米・極上白鷹」とのこと。 俗人な私は「そのお代金は?」などと品のない質問を思わずしてしまいましたが、「一応、献上ということですので・・。」と蔵の人にやんわりと諌められてしまった。 話しをうかがうと、大正年間までは神宮内で自ら酒造りをして(今でも酒以外の調理はすべて自前)いたが、物理的な問題か規制の関係で造れなくなり、その時(大正13年)に選ばれたのが白鷹だったとのことでした。 遷宮効果で「今年は取引きの引き合いがとても多い」と蔵の方はにんまりされていましたが、「おかげさまで」との言葉も忘れませんでしたw。(おかげ横丁!) 私は以前より白鷹の特別純米はいかにも日本酒らしくて結構好きな銘柄ですが、極上・大吟醸純米はその延長線上にありながら、舌の上を滑るようなまろやかさと優しさが際立っていました。 そういえば、今年の新酒鑑評会で20年ぶりくらいに、「香りのない自分の蔵の酒がなぜか入賞しました」とおっしゃっていました。基準が微妙に変わってきているのでしょうか、わたし的にはその傾向を歓迎します。 (インターコンチネンタルホテル・東京ベイでの蔵元会にて)
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2013/10/11 12:47:42 PM
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2013/02/24
テーマ:純米酒が大好き!(87)
カテゴリ:日本酒・兵庫県
「活性すくい汲み・にごり酒」「おりがらみ」それと濾過した今期の生酒3本。
「開栓注意!」の活性酒も、なんとか噴水せずに開けることが出来ました。 冷たいままで飲んで、そして最後はぬるめの燗酒にして、酸味が効いてけっこうオツな味です。 ![]() 今回の3本は「奥播磨ファンド2012」の中間配当酒です。 4年間の出資期間中に合計4回、9本(約12,963円分)のお酒が届きます。 ちなみに元本は1口5万円。 蔵見学会への招待もありますが、遠いので参加したことはありません。
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2013/02/24 10:01:59 PM
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2012/12/15
テーマ:お酒大好き(3955)
カテゴリ:日本酒・兵庫県
魅力的な熟成酒を飲みました。姫路の本田商店がシェリー樽で3年以上熟成させた「龍力 J・SALIQ(ジェイ・サリック) 」です。
「ジュクセイ・サケリカー」からの命名なのでしょうか? ![]() 日本文化の象徴である日本酒と、西洋の酒精強化ワインであるシェリーとの融合。 シェリーの香りと日本酒の味わいがこんなにも合うものだとは想像しなかった。 シェリー樽と言えばスコッチウィスキーが今日あるのも、2世紀以上前、イングランドの徴税官の目を逃れるためにスコットランドの酒造業者が空のシェリー樽に隠して保存していたところ、副産物として驚くほど美味い「ウシュク・ベーハー(命の水=ウィスキーの原語)」になっていたという逸話があります。 「スコッチのロールスロイス」と言われる「マッカラン」は、自社でヨーロピアン・オークのシェリー用の樽を調達し、スペインのシェリー酒製造業者にその樽で貯蔵させてその樽を回収し、自社のシングルモルトを熟成させていました。 そのマッカランでさえ、シェリー樽一途の貯蔵から、近年はバーボン樽での貯蔵商品もラインアップに加えているのは、単に多様化戦略だけではなく、世界的にシェリー樽の需要が高まっていることが背景にあると思います。(現在はインド、中国、台湾等をはじめとして世界的なウィスキーブーム。) 「龍力」蔵元の本田社長がおられたので、「シェリー樽は高いのではないですか?」と聞いたら、樽だけで20万円くらいだとおっしゃっていました。 ですから商品としても4合瓶で3150円という価格になりますが、それだけの原価になるのでしょう。 ただでさえ熟成酒は保管経費がかかる上にですから。 日本酒の楽しみがまた一つ増えたような気がしました。
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2012/12/15 06:40:02 PM
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2012/11/29
カテゴリ:日本酒・兵庫県
いつ飲んでも米の強さ、確かさを実感させてくれる本田商店の「龍力」。
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2012/11/29 03:32:27 PM
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2012/01/07
テーマ:お酒大好き(3955)
カテゴリ:日本酒・兵庫県
1口5万円の投資で、定期的に投資家特典のお酒が送られてくる純米ファンド。
その「奥播磨ファンド2010」の秋上がりの酒2本のうちの1本がこれです。 ![]() 下村酒造店が造る「奥播磨」は、昨今非常に売上が伸びてきていて、蔵元が今年の造りについて増産を決定、追加のファンドとして「奥播磨ファンド2011-II」が募集されています。 3年9ヶ月間の運用期間中、送られてくる出資者特典は、4合瓶の純米酒が生酒から熟成酒まで、タンクの経過期間に応じて、延べ9本(約13000円分相当)になります。 その他、出資証明として「奥播磨ファンド2011出資者限定おちょこ」が送られてきます。 いくら特典がたくさん送られてきても、口に合わない酒ではどうしようもありませんが、奥播磨はハズレがないと思います。 ![]() 兵庫県産の「夢錦」を55%まで磨いた山廃仕込みの純米酒。 料理に合わせやすい食中酒で、「今日は一杯だけにしておこう」と思っていても、それで止めるのは無理でした。 日本酒度/+5、酸度/2.5、アミノ酸度/2.8、使用酵母/協会7号。 酸度とアミノ酸度の高さが際立ちますが、7号酵母で醸しているためか、品が良い。 少しだけ蒸れた感じのある香りが私好みで、燗上がりもするオールラウンダー酒です。
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2012/01/07 08:20:39 AM
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2011/11/28
テーマ:お酒大好き(3955)
カテゴリ:日本酒・兵庫県
兵庫県の酒の中で、飲む機会が多い銘柄の一つが今回の「鳳鳴(ほうめい)」です。
ドッシリとしたコクのある酒で、一杯飲めば1杯半飲んだくらいの飲み応えがあるのです。 (軽快淡麗なお酒が好きな人には向きません。) ![]() 武蔵小山の「泰もと」でいただきました。 同じ武蔵小山の酒販店「清水屋さんからの仕入れ?」と聞いたら当たりでした。 以前に清水屋さんに寄った時に、鳳鳴を仕入れるかどうか迷っておられたのです。 ![]() 兵庫県産「杜氏の夢」を使用して、65%まで精米。 鳳鳴の田舎酒はアイデンティティがあって、ぶれることがありませんから、いつ飲んでもこの個性から外れることは無い。 前日に飲みすぎたような日に、この酒を飲むというのはちょっと疲れますが、「酒を飲みたいデー」にはガッツリ満喫させてくれるでしょう。
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2011/11/28 07:59:27 AM
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2011/07/08
テーマ:お酒大好き(3955)
カテゴリ:日本酒・兵庫県
龍力を醸す本田商店の酒米使用状況です。
兵庫県特A地区産 「山田錦」 80% 兵庫県産 「五百萬石」 14% 岡山県赤磐郡産 「雄町」 4% 兵庫県多可郡中町産 「山田穂」 1% 兵庫県揖保郡御津町産 「神力」 1% 将来は全量 山田錦特A地区特上米を使用したいとの意向です。 (蔵元HPより) わたし的には他の4種もそれぞれ魅力的ではありますが・・。 最近は一升瓶希望小売価格31500円の純米大吟醸「秋津」を出すなど、造りにますます磨きをかけていますが、それでも「大吟醸米のささやきYK35」も4合瓶5250円の高級酒。 ![]() 「YK35」とは、ご存知の通り「Y=山田錦」「K=協会9号、熊本酵母」「35=精米歩合35%」に由来し、一時期「全国新酒鑑評会」で金賞受賞するための方程式といった趣きがありました。 YK35は純粋な造りの仕方ですが、その昔、香り付けに極端に走ったのが「ヤコマン」です。 これは醪の泡から吟醸酒の香気成分を取り集め、鑑評会出品の酒に添加するというもので、酒造界では邪道の極みとしてまともな人たちからは忌み嫌われました。 ちなみに「ヤコマン」とは、開発に関与した山田・菰田・真野各氏の頭文字から付けたものです。 今では酵母が吟醸香を充分に出すので必要性は無くなったでしょう。 でも普通酒などには一部使われているのだろうか?わかりません。 話しがだいぶ逸れましたが、米のささやき・大吟醸はそういう世界とはまったく無縁なとても綺麗なお酒です。 美味しくいただきました。
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2011/07/08 11:18:20 AM
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2011/03/07
テーマ:お酒大好き(3955)
カテゴリ:日本酒・兵庫県
前回の「活性すくい汲み にごり酒」に続いて、今回の奥播磨も「純米ファンド」の出資者特典酒。株主優待のようなもの。
これ以外に「純米おりがらみ」も加えて合計3本が1月の終わりに送られてきました。嬉しいものです。 しかも搾りたてだから新酒をフレッシュにいただけます。 ![]() この酒、以前に勤めていた会社の同期の連中が来た時に開けました。 とても評判が良かったです。「おっ、うまいなあ!」と。 ![]() 生酒です。この字体、結構好きですね。 ![]() 山田錦の孫にあたる「兵庫夢錦」は、,「山田錦」と比較して,玄米の形が円く大粒で心白の発生が良いこと,出穂期及び成熟期が早いこと,耐倒伏性が強いことなどが特徴として挙げられます。 兵庫県のHPによれば、作付面積は山田錦に次いで県内2番目ですが、山田錦の約1/17です。 ちなみに兵庫県の山田錦の作付面積は全国の約8割に及ぶようです。 さて、「兵庫夢錦」を55%まで精米し(純米吟醸と言っていい)、アルコール度17-18度と強めです。 なお、日本酒度は+7.5、酸度1.9、アミノ酸度1.7、使用酵母は協会9号です。 提供した酒を「うまい!」と飲んでいただけることは嬉しいことです。 ただ、「どういうところがうまいのか?」聞いておくべきでした。 わたし的には個性がしゃしゃり出すぎない、素直な生酒感が美味しいと思いました。
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2011/03/07 02:49:46 PM
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2011/02/25
テーマ:お酒大好き(3955)
カテゴリ:日本酒・兵庫県
この時期ならではの「噴水」酒を開けました。奥播磨の活性すくい汲み濁り酒です。
醪を汲杓で汲み出し、荒濾するだけで瓶に詰めたものです。 醗酵し続ける醸造酒ならではの、日本版シャンパン。 決して炭酸ガスを詰めたものではない。 ![]() 「開栓注意!」です。 ![]() 「ご注意ください!開栓時に王冠が飛んだり、お酒がふきこぼれる恐れがあります。・・・」 いつかYOUTUBEでも、この手の酒で、天井まで噴水しているのを見た記憶があります。 ![]() ということなので、高尾山の裏の「城山」へ持っていきました。先週の日曜日。とても寒かったです。 でもここなら噴水しても被害は少ない・・。 ![]() リックの中でゆすられたので、しばらく置いてから開封。 ・・・何ごともありませんでした。ホッとしたような、拍子抜けしたような。 フレッシュでほんのり甘くて、爽快で、皆さんから評判が良かったです。 特にスパークリングワイン好きな人から。 原材料/ 米(兵庫夢錦:兵庫県安富町産)、 米麹(兵庫夢錦:兵庫県安富町産米) 精米歩合/ 55% アルコール分/ 17.6度 日本酒度/ +8.0 酸度/ 2.0 アミノ酸度/ 1.5 使用酵母/ 協会9号 4合瓶1600円台の酒ですが、今期分はすでに売り切れのようです。 結局、飲み足りないのと、暖かいのが欲しいので、売店でワンカップの燗酒を買いました。
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2011/02/25 12:34:51 PM
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