2013/05/08

まる田・特別純米(北海道夕張郡・小林酒造=『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地)

カテゴリ:日本酒・北海道
「北の錦」蔵元・小林酒造は、08年に就任した夕張郡出身の南修司杜氏が、翌年から原料米を100%道産に移行させ、水・米・杜氏と文字通り正真正銘の「道産子地酒」となった。

小林酒造は明治11年創業、北海道で最も古い酒蔵である。
そのため、『北海道でしか醸せない、味わえない酒とは?』という答えを長い間一貫して追及し、北海道産の酒造好適米「吟風」「彗星」を積極的に使用してきた経緯がある。

その努力は03年に全国新酒鑑評会において、「吟風」100%の日本酒で金賞を受賞したことで認知を得ることとなった。

築100年を超えるレンガ造りの蔵は、国の有形登録文化財に指定されている。
東映の大ヒット映画『鉄道員(ぽっぽや)』の撮影ロケ地にも提供された。

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  • 今回の酒は札幌に単身赴任する友人が、GWに帰省の折に土産として持参してくれたもの。
    「北海道産米の酒を飲め!」と。
    使用米は「吟風」100%。
    精米歩合は50%。

    この米は「大粒で心白が大きいので磨きやすく、麹菌も繁殖しやすい。しかも”味のり”が良いので”味のある酒”が造れる」と「千歳鶴」の蔵元杜氏もコメントしている。

    なお、使用酵母は協会9号系で、日本酒度は+3~+5、アルコール分は16-17%となっている。

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  • 小林酒造は現在「全量特定名称酒」蔵。普通酒は造っていない。
    また、炭による濾過も行なっていないので、艶やかな黄金色をしている。

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まず最初に冷や(常温)で飲み、その北海道の広大な風景を彷彿させる爽快感を堪能する。

次に、一度45度超に燗づけし、その後ややおいて40度前後で飲むと、今度は一気に味わい深い米の旨味が口中に広がる。
思わずオジサン同士3名が感動に顔を見合わせてしまった!

飲み易いけれども旨味のある酒。なぜかスケールが大きい印象。
(あとから知ったが、南杜氏曰く「今年は吟風使用の特別純米酒まる田の出来が特に良かった」と語っていた。)

私の中での昨年暮れから今年にかけての「燗酒ベスト3」にランクインしました。

なお、友人が持ってきてくれた「王子サーモン」や、上川郡新得町「共働学舎」製で北海道唯一の白カビタイプチーズ「コバン」との相性も抜群でした。
やはりその土地の物同士は合う!

<参考資料>
・AIR DO 機内誌「rapora3月号」
・小林酒造ホームページ
・Wikipedia「小林酒造」





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Last updated  2013/05/08 02:48:27 PM
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