さくら日記

上が八幡様で、下が銭洗弁財天様のお供物です。御祓いをした時に頂ける品で甘さほんの

りな落雁です。お米の粉とお砂糖で出来た打ち菓子です。

留め型というのは明治時代より、当店の二代目店主（私の祖父）が、一社独占で、この型を使

う事を認められたと聞きました。

そういえば、他のお店はお出入り（御用達の事）していないかも？呑気な四代目女将です

うちは、初代がこの地で江戸時代に寺子屋をしていました。

その後、明治になって私の祖父と一緒に同じ場所で和菓子屋を始めましたが、初代が早くに亡

くなり、二代目が苦労してこれまでのお店を遺してくれました。父もそうです。

今では、四代目の主人と五代目の長男で毎日、試行錯誤しながら昔からの味を守り続けていま

す。





これは、御祓いや厄除け、結婚式などで使われる上記のお供物なのですが、少しでもヒビや欠

けなどがあると納品出来ない為、規格外品がたくさんできます。

父の代までは、「これは留め型なので、商売に使えないんだよ」･･と教えられましたが、材料

を捨てる事になるので、8枚入りで100円でお分けしています。

口コミで広まっていて、他県からこれを目当てで来られる方も多いです。

まとめて買われる事が多いので、見つけたら運がいいんですよ