2007/09/19(水)14:42
ハナ唄2「冬の朝」
「ふきのとうの曲を聴きたいので選曲して・・」と言われた時は
必ずシングルカットされた曲で
名曲としてファンなら誰もが知っている曲をチョイスしてあげます。
アルバムの中で選曲する時も私個人の趣向よりも
"ふきのとう"らしさが感じてもらえる抒情豊かな歌を選んであげます。
それは
初めてふきのとうの曲を聴いてもらう為の準備段階として
自分に合う曲が見つかれば
お二人のハーモニーやサウンドを又聴きたくなるだろうと思っているので・・
でも自分が個人的に好きな歌やハナ唄で出てくるのは
不思議と全く違う曲です。
今日のハナ唄2曲目は・・
「冬の朝」/1977年"風来坊"のアルバムから・・・。
夏なのに冬の歌で季節違いですが
携帯のソ○フトバンクのCMで
オリビア 「ザナドゥ」の歌を軽快にバックに流しながらの
雪景色・・
今の時期に見ると何と涼しげで綺麗なんだろうと
CM効果は役者選びだけじゃないとはっきりと思ってしまいました。
話が反れましたが・・・
この歌を歌うのはもちろん冬の朝
澄んだ空気にハァ~と息を吹きかけて白くなったその冷たさを感じる時です。
ピアノの伴奏で始まる歌い出しが
山木さんの声の渋さを引き立たせます。
逃げていってしまいそうな 冬の朝の光に・・
この歌,男女二人の一夜が明けた
その朝を向かえた二人だけの
静寂な冬景色の中での歌です。
冬の景色はただ静かに
屋根から落ちる雪の音だけ
言葉なく
"君を守りたい"と願う男性の姿に憧れを持ちました。
この曲を知ったのは中高校生の頃
誰かを愛するとかよりも美しさしか見えていなかった年頃です。
山木さんが歌い上げてくれた
美しい大人のイメージ・・
今でも冬の朝には必ず口ずさみますね。