心の感じるままに・・

2007/12/15(土)15:32

「ゆれる」

TV・映画・DVD・本(43)

                  風かな? 何が"ゆれて"いるんだろうっと思って観た映画。 前評判が良くっても レンタルだと自分の手元に届くまでの時間が掛かりすぎて 世間とはいつもズレての映画鑑賞です。 でも予備知識は入れずの新鮮さで今回も観た映画でしたが・・ 「かなりのダメージ受けたな」 の感想でした。 親子の間って 分かり過ぎていて本当の事は面と向かって言えない。 言えば傷つく相手の"弱さ"を充分知りつくしているので 黙認したり 許したフリをしていたり・・ でも本当のホントの気持ちって 実は隠されていて いつか何かの時に突然,"アワラニ"されてしまう。 この映画から 自分の気持ちの中にも 「そんな所あるよね」って思わざるを得なかった。 母の"我儘"を "可愛さ"に置き換えて 姉の"冷たさ"を "生真面目"と評価して 妹の"融通性のなさ"は きっと"一途さ"なんだと・・ そう良い風に決めつけていたりしていて・・・ で・・ホンの一握りの"優しさ"かもしれないけど 実は"偽善者ぶった"姿に映っていないだろうかと 家族に想われている自分の姿を心配してみたりする。 きっと家族面々,そう想いながらの生活だったんじゃなかろうか。 本当の気持ちはやっぱり恐くて聞けない。 でもさまざまな感情は家族だから許し合えると信じている。 そうか・・ この映画を観るまでは信じていた。 映画の中でもあった場面で お盆やお正月や何かの席で何気に交わす言葉の端々に 日頃は言わない それぞれの仕舞っている想いが言葉で交差する"時"がある。 感情の爆発 そんな風に想っていたと知る時の"脱力感"と"激怒感"が 弟の"笑顔の歪み"と"兄の虚ろな瞳"で やっぱり隠し持ち続けないとイケナイ意味も知る。 「ゆれる」・・・ココロっていつも瞬時に変化して"揺れて"いるんですよね。

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