poohkoといっしょ

2006/11/17(金)22:01

ミュージカル「マリー・アントワネット」を観て来ました!!

観劇(8)

先日、観終わった後には、かなり凹んでしまい、なかなか観劇日記が書けなかったのですが、やっと記憶も薄れて(??)、ちょっと思い出す元気が出てきました。そして、やたらと長いです・・・。興味のある方だけご覧になってみてくださいまし。  先日、ミュージカル「マリー・アントワネット」を観て来ました!! ちょっと話はそれますが・・・ アントワネットと言えば・・・私の世代は「ベルばら」ですよ!!もう、私の青春は「オスカル様」と言っても過言ではないぐらいです!! 思い起こせば、小学校二年生の時・・・テレビでアニメ「ベルサイユのばら」を初めて見た時の衝撃と言ったらなかったですね!!「なんなんだぁ~~~!!このキラキラした世界はっ!!」っとね。 「このチャンネルだけは、絶対に他の兄姉に奪われたくない!!」と思い、まさにテレビに噛り付いて見ていました!! そして、高校生の時に訪れた・・・「宝塚」の「ベルサイユのばら」との出会い。その頃、ちょうど宝塚の世界にドップリ染まっていた私は、「もう!!これは私のための舞台だぁ~~~~!!」とばかり、明けても暮れても・・・「ベルばら」一色!!女子高だったのも相まって(つまり、「彼氏がさぁ~~~」といった普通のキャピキャピした青春は皆無だったんですよっ!!)当時の私の生活の中での「ベルばら」の比重はものすごい重さを占めていったのです!! そんな背景があって・・・今回、新作で「マリー・アントワネット」が上演されると聞いて、やっぱり、ちょっと「お!これは??」と思いましたね。しかも、私の大好きな山口祐一郎様もご出演とあっては、勿論見逃す手はない!!  ・・・で・・・ 今回、観終わっての感想は・・・ 「かっ肩凝った・・・」 でしたね。 本当に、こんなに観劇で緊張したのは久々です。これがね~~。いい意味での緊張感なら良かったのですが・・・。 と言っても、決して作品が悪かったとかそいういう意味ではなく・・・。どちらかと言うと、作品自体は「良かった」です。 ・・・一体、何が言いたいのかさっぱりわかりませんね・・・。 えっとぉ。「マリー・アントワネット」誰もがご存知だと思いますが、贅沢三昧をして、フランスの財政を逼迫させ、最後は裁判に掛けられ、断頭台のツユと消えた、悲劇の女王です。 その過程がね・・・あまりにリアルに再現されていて、とってもとっても「緊張」し、「凹み」、そして「疲れた」のです。 いやいや。決して 、「血がドバーーーーーーーーーーーッ!!」とか、そういった類の表現ではないんですよ!! ますます、意味がわかりませんね・・・。 一言で言うと・・・「民衆心理」にゾッとして、凹んだんです。 もし、舞台なら・・・「ジーザス・クライスト・スーパースター」をご覧になった方なら少しはこの気持ちご理解いただけるかと・・・。 もしくは、映画なら・・・「さらば我が愛 覇王別姫」 をご覧になった方なら・・・。 つまりはそんな感じです。 そして・・・上記、二作品には、そんな描写があっても・・・いやあってこそ・・・「素晴らしい作品!!」と太鼓判を押せる私なのですが、今回は、描写がショッキングな割には・・・音楽や全体的なストーリーが・・・だったかな??という感がありました。 それでも、部分部分では、泣きましたね。中でも・・・アントワネットが、「牢獄で、息子と引き離されるシーン」や「牢獄で、最後にフェルセンと別れを告げるシーン」には感動しました。 何より、この最後の牢獄「コンシェルジェリー」には実際にパリに訪れた時に、私も行ったことがあり、余計に「さっ寒いよ~~~」っと感情移入。 それから、忘れてならないのが土井裕子さんの存在!!かつて「音楽座」で活躍されていた時は、大好きな女優さんでしたが、最近は、あまり舞台を拝見することも無くなりました。しかし、今回の「修道女」役は、彼女の歌声にピッタリ!!本当に、あの歌声には心を「ジャブジャブ」洗われましたっ!!まさに「天使のような」歌声です。 さて・・・今回、思いがけず、ミュージカルの舞台を観てどん底まで凹んで帰ってきた私でありますが・・・。 「果たして、どうしてこんなに凹んでいるのか??」と、ふと考えてみると・・・ 一番、凹んだ理由は・・・ 「マリー・アントワネットが亡くなった日にちが息子の誕生日だった」のを今更ながら気付いたからかなぁ~~~なんて・・・。(最後に、ギロチンの刃の上に、バンバンッって日付が映し出されるんですよ・・・)  とにかく、この舞台・・・なかなかいい舞台だったと思いますが・・・今の私には、何度も観る勇気や気力はもうありません・・・。(いや~~。若い頃は、何も考えずに舞台が観られて、ある意味幸せでしたね~~。何も考えずに舞台を楽しむには少々年を取ってしまった私でありました。)

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