神から人へ ◎全てのものに、感謝を捧げよ◎
神から人。神から人へ、伝え、教えん。神の御心、神の意図。次なる世に残すべきもの。そは文字、ことば、神のみ光。人を愛する心と情け。神への信と、真の教え。人を浄める神の業(わざ)。さにて滅びん、神の御心、ご意図に添わざる様々なもの。物質、金銭、欲望の素。人の世界に作らるる、物質文明、そもまたしかり。人を惑わし心迷わし、心を蝕(むしば)み心を汚す、さのみのために使わるる。欲望満たすためにのみ、いつしか使われ、心奪われ、奴隷となりて心失う。人はよくよく気をつけるべし。心置くべし。心得るべし。人のなすべき行もなさずに、人の心をもてあそぶ、卑しき煩悩、誘惑に、心囚われ、道を誤る。道を外れて帰る術(すべ)なく、行きて戻れぬ無間の迷路。戻る術さえ示されず、帰る道さえ閉ざされて、人は沈みぬ、底のなき沼。光も届かぬ闇なれど、人の心に悟りのあらば、魂目覚めて、神甦り、心に太陽、御魂に光。まばゆき光に包まれて、人は闇から救われん。神の光に浄められ、汚濁を落とし、不浄を祓い、魂浄めて拾われん。神の仕組みに感謝せば、人は魂浄められ、神の救いに救われて、拾い上げられ天に帰らん。天に戻りて修行を積まば、やがては神は昇華(しょうげ)を許し、さらに高みの世へ引き上げん。さなれば人よ、恐るることなし、人の汚れも妄執も、一つの願い気持ち一つで、魂変わり浄めを受けん。浄めを受けて修行を積まば、やがては神の心と高まり、己の足らざる欠けたる点も、気づきて補い改められん。 神は人に伝えらる。神から人へ与えしものの、一つも無駄なく不足なければ。人は存分、十二分に、使い果たせよ、残すことなく。なれど漏らすな、不平も愚痴も。神の恵みに感謝して、ただ慈(いつく)しみ、愛(いとお)しめ。神の御霊(みたま)を分け与えられし、全てのものに、感謝を捧げよ。神は人に与えられ、同時に求めらるる。神への感謝と絶対帰依。無心の感謝と生きる喜び。生かされ賜る数々の幸。神は人に教えらる。いかに現し、いかに移すか。神の御心、経綸(けいりん)を、この世に顕(あらわ)す方途を授けん。人は望みて、求むればよし。神の心に違(たが)わぬ努力を。心に添わざる行いを、改め見直し高むればよし。神は人に示されよう。明日の命と魂の、栄えある未来を約せんために。神自ら導き示さん。一人一人の精進の、行くべき道となすべき行を。わからぬ者は、人に聞け。人に尋ねて示されよ。人の教えの元となる、神のことばを訳して頂け。光を受けて浄められ、光を放ちて人を浄めよ。人は神から賜らん。返せぬほどの恩愛を、受けて気づかぬ無礼を詫びて、今すぐにでも、神に下座せよ。大事のみ役、神の手伝い。この世の最高至上の栄誉。 神は人に苦を与えん。人が気づきて悟るまで、神の存在気づくまで、神に感謝し帰依するまで、人を鍛えて、禊ぎてゆかる。なれば人は人知を捨てて、己の小さき欲から離れ、望み欲せよ、さらに大きな恩愛求めよ。無心に求める赤子の心で、親の情愛一心に受け、当然の如くに守られて、さにて育ちて親となる。親と変わりて初めて気づかん。親の苦労と尽きせぬ悩み。なれど、可愛い子の為ならと、命も削りて与えんとする。さなるがほどに深き恩愛。厚き情愛、真の愛を、神は一人のためにさえ、惜しまず与え、育つを願わる。なれば人よ、神の子らよ、伏して拝(おろが)めよ。崇(あが)め讚(たた)えて、奉(たてまつ)れ。親の恩愛さらに超え、尚も尊き神大愛(かみたいあい)。 知らずに生きて死ぬるまで、己一人の力とて、我執我欲に凝り固まりて、曇り汚れを積み重ぬれば、容易に修行もはかどらず、あの世に帰り一人苦しむ。あの世の行は孤独なり。自ら己を律せずは、人の戒め諌めもなく、自ずと堕ちて留めるものなし。さにて人は昇華果たせず、この世の行の有り難さ知る。心は神に、体は人に。他人(ひと)に仕えることの意味は、他人の修行を助けて、己の霊業、共に進めん。他人のためにて己のためなり。己に返りて報いを得ん。他人の霊業助くるは、必ず返らん、己の昇華に。神の手助け、霊業は、人一人にて行えず。人の集まり力を合わせ、初めて完遂(かんつい)、 成就(じょうじゅ)せん。一人意気込み力めども、他人の協力なくば、行は進まず、滞るらん。一人の全(まった)き霊業を、神は求めず、願われず。一人の努力精進も、己の我執に囚われて、独善と化し、偽善となるらん。 全体を見て見極めるべし。己の役割、己の力。神の真の手伝いを、望むる者は、我(が)を取るべし。己の力、能力に無し。今になし得る行いも、全てが神の賜(たまわ)りもの。神が許して行わす、神の仕組みのおかげなり。神は人を使わるる。人を使いて、行わす。神の経綸、計画を、この世に移し、実現せんための、人の力を寄せ集め、神の力の及ばんまでに、強めて高めて行わす。なれば人よ、過(あやま)つなかれ。己の力と間違うなかれ。神から人への加護なれば、過ち使わば取り上げられん。邪(よこしま)な欲、汚れし目的、人を貶(おとし)むためならば、光も失い、力も消えん。なれば、戒め、諌め、慎め。己の我欲に打ち勝ちて、己を鍛え、自ら禊げ。与えられ、賜る禊ぎのみになく、自ら求めて待つことなかれ。さなりて神は歓ばれ、さらなるみ役と守護を授けん。今ある業を充分果たし、その後許さる昇華を祝え。さにて感謝し、勤(いそ)しめ、励め。神のみ役に偶然なし。全てが必然、天命なり。定まり決められ操られ、神のご意図に適いて働け。 「神から人へ」は、真(まこと)の道を、人に示して知らせんための、神の慈愛の伝えなり。よく読み、感じて、喜び、励め。神は人を教え導く。なれば素直に従えばよし。我執を取りて無垢の心で、無欲の祈りで、神を求めよ。さらば、見えなん。聞こえなん。神のご意図も自ずと通じん。人は本来、神の子なれば、神の心を備えられし、尊き御霊の持ち主なれば、曇りを取らば、動き始めん。目覚め起こされ、甦り、神の力を発揮せん。神に祈れよ、声を聞け。聞こえぬものは、この書記読めよ。賜る縁を喜びて、己も神の手助けせんと、心高めて働け、子らよ。神は人に祈らるる。真の意味を忘るな、人よ。よくよく理解し精進積めよ。さにて。 神の声を伝える人ひふみともこさん著書 「神から人へ(下)」より抜粋 ひふみともこさんHPhttp://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/