2016/02/22(月)09:10
神から人へ 「一日も無駄に、おろそかにすな」
神から人へ。神から人へ、幾度も幾度も繰り返さん。日々新たに、日々を新しく。なれど教えは変わらぬなれば、一つの教えの真(まこと)の意味を、汲みて悟りて奥を読めよ。裏を見通せ。表の意味のさらに深き、神の奥義の神意を解けよ。神は人に伝え教えん。求める者には惜しまず与えん。求めぬ者にも機会を授けん。知らず裁かれ、自ら堕ちる、一つの魂、命なきよう、悟りと気づきの仕組みを起こさん。さにても離れ遠ざかるは、神もあきらめ、手を放さん。なれど、頼りてすがらん者は、神は見捨てず手を差し伸べん。神の願いは、全ての魂が救われ、共に生きること。後のあの世も、現世も、神のあらせる世界にあれば、神の光りの届かぬはなし。なれば一つの魂も、光りを与えて、甦らせたり。神の思いの有り難さを、人は忘れず、常に感謝を。この世に生まれ生かされし、始めの思いの素直さを、今取り戻し、神に捧げよ。神の作りし魂が、全て昔に、無垢なる頃に、戻り返らば、神は歓び、さらに与えて富まさんとさる。なれば、思いを純粋に、気高く、強く、尊く、清く、捧げて高めて、神に示さん。 神のまします天上界の、さらに高きにあらせらる、真の富みを授けらる、ありがたき仕組みを起こせらる、真の尊き唯一至高の、元なる元の親神様へ感謝を届けよ、高き心で。祈りを捧げよ、日々新たに。思いを変えよ、日々高く。さらに近づけ高めんことを、己の霊行、み役と心得、怠(おこた)りなきよう残しなきよう、神に仕えん。清き思いで。 他を望むな、求むるな。己の一つの道のみ求めよ。他と比ぶるな、張り合うな。人に優劣、上下のなければ。神の前には、全てが等しく、同じ魂、差別なし。何ゆえあわてて急ぐのか。全てが同じ道なれば、道の先にて待つものは、全てに同じ、神のみ恵み。なれば、先に着こうが遅れ付こうが、道さえ正しく過(あやま)たざらば、人は等しき高みに達せん。道の正しさ、歩みの清さ。さのみが最後の恵みを変えん。道を誤り外れて歩まば、最後に得るは辛き行。神の恵みもまた厳し。道の正しく、過たざれど、歩みを怠り、ごまかさば、神の恵みはさらに厳しく、困難苦難を課して禊(みそ)がん。なれば知れよ。正しき道と、歩みの術を。己の全てをかける如くに、一途に励み、何も残すな。 日々の労働、日々の行、一日一日(ひとひひとひ)が大事なり。一日は全て、一生なり。朝に生まれて夜に死ぬ。昼間働き、夕べに休む。さにて翌日新生し、新たな生を賜(たまわ)らん。なれば、一日一日が同じ重さで、一日も無駄におろそかにすな。神は人を導かん、始めの一歩、一語の意味から、やがては成人、老人と、人の成長進歩に合わせ、その者、魂、昇華(しょうげ)に合わせん。神の妙なり、巧みなり。少しの狂い違いなく、人の大きさ、高さに合わせて、さらに成長、進歩せんよう、次なる一歩を歩ませんよう。人は素直に従えばよし。神の導き示さる方へと。人間心で迷いためらい、易(やす)きに流れ、低きに留まる。さにては人に進歩なし。進歩なければ昇華もなからん。人それぞれに見合いし道を、昇華助くる歩みの術を、神は示して導かんとさる。なれば迷わず疑わず、ただひたすらに従えばよし。さすれば、いつか行の終わりに、次なる行を授けられん。み役も変わりて、昇華せん。神のことばは聞こえねど、神の光りは見えざれど、一途に精進、日々、怠らざらば、自ずと聞こえん、自ずと見えん。神の示さる道と神意が。 あせり先んじ抜きい出んと、日々の行い、魂こもらず、ただ形のみの行いならば、道は進まず、帰りて戻らん。神は戒め、悟らせんとす。望む行なれ、求めぬことなれ、神の神意をよく汲みて、己に必要なればこそ、甘んじ、安んじ、受けて励めよ。辛くもあるらん、苦しからん。なれど乗り越え、通り過ぎ、振り返り見て、やがては知らん、神の恩愛、情けの深さを。神は人を鍛えんとさる。鍛えて試し、確かめて、人の御魂(みたま)の清さ、直さ、高さを測り、昇華を許さる。なれば人は、いかなる時も、神に試さることを歓び、勇みて示せ、己の魂を。神は歓び与えなん。可愛く愛でて、愛しく育み、優しく教えて、厳しく鍛えん。なれど畏るな、遠ざ来るな。神に向かえよ。近寄れよ。神の心を知る努力、神の力に近づく努力。一人一人が実践し、己の限界打ち破らん。神は人を導かん。導き、救いて、さらに高めん。さのみのために神はおわする。神は示さる、光と道を力を、ことばを、仕組みを、未来を、やがて訪れ、始めらる、次なる世への変わり目を。人の人知に測れぬほどの、時の長さと距離の遠さを。 広き宇宙の片隅の小さき星なる地球の上に、下ろされ、生きる無数の生よ。神の偉大な摂理を知れよ。神の定めし宇宙原理を、変えなば変えよ、越えてみせよ。なれど不可能、無能を悟らば、ただ従えよ、額づけよ。謙虚に顕せ。神への敬意。さにて示せよ、神への信仰。神に捧げよ、真の感謝。自然を創り、生を生かし、あらゆる動物植物を、程よく保ち、進化させ、全ての調和を狂いなく、動かす摂理を誰が越えん。人の浅はか、学問にて、一部も分からず、測り得ず。なれば従え、従順に。刃向かい、背きて、何をせん。返りて傷つき、滅ぶのみ。 歴史の趨勢(すうせい)、宇宙の運行。全てを神は仕組まれし。神の経綸、仕組みの偉大。精緻に、狂わず、乱れず進む。今早や遅し。何をせん。なれど、さにてもあきらめず、神のご慈悲にすがれよ、子らよ。 夢のまた夢、遠き夢。かつて夢見し幼き頃の、自由で、束縛、囚われのない汚れぬ魂の見し夢を、思い起こせよ、甦らせよ。 あり得ぬほどに、光輝き、神も人も共にありし、童話の如き、平和の世界。神は人を使いて移さん。さなる世界を実現させん。神の力に不可能なければ。この世を立替え建て直し、後に創らん、神の国。準備は進み、始まりぬ。神は全知全能を、傾け急ぎ始められぬる。人よ、遅るな、付いて来よ。ただ従えばよし。任すればよし。迷いためらう時はなし。いかに生きなん、いかに死なん。全てを神に示され歩めよ。神の心は一つなり。一つなれども、深く、高く。人の御魂(みたま)に応じて知られん。神の神意を、真の意味を。なれば磨けよ、己の魂。今に留まりたゆたうなかれ。 神の声を伝える人
ひふみともこさん著書 「神から人へ(下)」より抜粋
ひふみともこさんHP
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