2016/03/03(木)09:01
神から人へ ◎人の行える救い・神縁を結ぶ◎
神から人へ。人から神へ。これから後の人のため、よくよく残せよ。伝えてゆけよ。人の救いを手伝えよ。己一人の精進になく、全ての衆生が救わるるよう、努力を捧げて手伝えよ。神から人へ、望まるる、想いを伝えて知らせてゆけよ。今のこの世の乱れ、退廃、人の心の空白を、埋めて満たせよ。潤せよ。さにて本日、何を問うや。 (この世の行について、神への感謝を深めること、人の救いをお手伝いすること、神様のご存在を話してさしあげることの他に、何をすればよいのでしょうか。今、「神」と言うだけで、肩身の狭い想いをせねばなりません)神のため、己のなせる限りを懸けて、神に仕える幸を喜べ。己を守ることもよし。今のこの世は、生き難き世なり。なれど少しの勇気と献身。そをもち神の手伝い望まば、神は喜び愛で使いなん。今のこの世にある魂の、多くは使えず。お役に立たぬ。神の嘆きを知りぬるならば、そこそを喜び、感謝すべし。己独りの精進になし。全ての過去のご縁もあらん。今世限りの縁ならば、何ゆえかくなる奇しき出会いを、賜り授かる意味ありや。神とのご縁を尊べよ。神との出会いを疎かにすな。己一人の努力にあらず。そなたを導く神霊方の、ありがたき仕組みを、素直に受けよ。理屈は要らぬ。理解も不要。ただに任せよ。束縛解けよ。望めど望めぬ、み役ならずや。気付かず果てぬる命も多し。己の先祖も救われなん。子孫の霊行、精進により。なれば一人の命にあらず。霊行ならず。精進ならず。今のこの世に生を受け、生かさる者は、責任重し。勝手の欲望、願望のみにて、終わりぬるこそ、恐るべし。 人間心の偽善、正義は、ときにはあやまち、お役に立たず。かえりて妨げ、邪魔となるのみ。なれば素直に従えよ。人の間の噂、陰口。そを気にすなよ。わずらうなかれ。人の世、浮き世のしがらみ。強く囚われ、こだわるなかれ。つまらぬことに関わるなかれ。なれば己を見失わず、目標遥かに見定めて、今日のこの日を大切にせよ。悩める人の心を、神の光に向かせんと、ことばをかけて慰めよ。癒し、和ませ、導けよ。そのみで救われ、目覚まさん。神との約束思い出さん。己のみ役を、生の意味を。さなりて人は甦(よみがえ)り、己の奥の神と出会い、正しき生を生きるのみ。 人の行う救いとは、神との縁結ぶこと。神のことばを伝えて、神の心に高めゆくこと。神のことばを知らば、人の心は浄化され、要らぬ疑問や困惑を、きれいに落として、高まりゆくなり。人を救う最も易しく、誰にでもできる人の救いは、神の心を伝えることのみ。人間心の同情憐情、我を出す元なり、始めなり。人を救うは、その者の、苦痛を和らげ、癒すにあらず。この世の苦しみ悲しみは、神の恵みの一つにあらば、人間心の憐憫(れんびん)で、救うに見えども、かえりて邪魔なり。神の心は、一人一人の魂浄めて高めるためなり。苦痛を和らげ、悩みを解くは、神の心に任すべし。人のなすべき救いは、一に神の存在を伝え、目覚ます、それのみでよし。人間心の無駄な頑張り、自分が直して救わんと、さなる偽善は慎むべけれ。人の心の安らぎは、神の存在近くに感じ、守らることを信じる時なり。人の全てにおわする神を、内なる心の奥底の、眠れる神を起こしてゆけよ。光を与えて気付きし瞬間、神の存在、目覚めは始まる。全ての目覚めを、つながりを、一つのほころびなきまでに、つなげて広げよ。結びて回せよ。 今のこの世の、荒れぬる時なり。時代なり。物質文明発達しすぎ、神を忘れし愚かな時よ。なれど次には、必ず気付かん。己の愚昧(ぐまい)を。浅薄を。恥じて悔いなん。神に詫びん。そして許され、救われなん。人の大なる救いには、厳しき禊(みそ)ぎも必要なるらん。そを耐え忍べよ、乗り越えよ。待つのみ、何もせぬは、少しの精進、禊ぎとならず。時代を築き、次の世のため、今ある生を神に捧げよ。神のお役に立つ運命を、さらに感謝し、敬虔(けいけん)なれよ。一つの見えぬ神縁を、早くに気づかせ、結びてゆけよ。なれば、神との縁は強まり、立て替え直しも進みゆかん。さにて本日、神との縁と、人の救いのことを解きたり。さらにも問いて、深めてゆけよ。神のことばを、心を、意図を。さにて終わる。 神の声を伝える人
ひふみともこさん著書 「続神誥記」より抜粋
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