2022/01/27(木)09:01
神から人へ ◎不眠症・夢の意味について◎
神から人へ、人から神へ。互いの祈り、ことばの交流。そを繰り返して幾年か。人へと告げ来し祈りのことばを、人の命の糧(かて)となし、人への支えと指針とせよと、今日までの神の苦労を、人は偲(しの)びて、まつろえよ。神の恩恵、恩愛に、報いる術(すべ)もなきものを。神に捧げる誠の信頼、捧げる命の約束こそは、神への供物、奉納ならん。人への祈りを神は返して、やがては人の感謝となりて、神に戻りてひと巡り。巡り巡りて繰り返し、祈りのことばも高まりて、やがては遠き宇宙の果てにも、届かぬ先のなきまでに、光は亘(わた)りて照らしゆかん。宇宙の彼方の果てまでも、神の光は照らし明かして、闇の暗さも迷いの苦悩も、残さず照らし、明らかにせん。さにて本日、今の世界にはびこる心の病、その一つなる不眠症について答えん。不眠症なるは今の世の特徴ならん。 人の本来眠るべき、夜に眠らず、灯りを灯(とも)し、本来暗き闇の世界を、人の勝手の利便を図りて、人の生の循環を変え、夜に働き夜に遊び、体を使いて心を乱す。なれば人の眠りの安らぎ、体の癒しは損なわれ、自ら傷つけ、痛めて侵す。人の元々備わる力、自然に治癒する生命力も、無駄に浪費し、枯渇せん。一度かかりし病には、先ずは己を省みて、不自然なるを自然に戻し、自然と共に生きる命を、自然の中に見出せよ。本来人に病はなきもの。自ら作り、招きしものなれ、招きし原因、過ちを、気付き悟りて直すべし。心の乱れは己にあり。体の狂いも生き方ならん。全てに己の影を見よ。全てが己の鏡ならずや。薬、治療も無駄なもの。外のみ変えれど内は変わらず。先ずは己の内に帰れよ。 眠れぬ原因、そはさまざま。眠れぬ結果もまたしかり。薬に頼らず、医者に任せず、先ずは己の意志を強めよ。病というも意志の表れ。己の作りし病の素を、自ら省み、振り返り、その原因を謙虚に認め、よく戒めて感謝に変えよ。病を憎まず、痛みを恨まず。病となりし必然を、素直に受け止め、いたわれよ。己の体を蝕(むしば)むは、病を敵と厭う心根。心の毒は自ら害し、自ら損ねて衰えさせん。明るき感謝と希望を持てよ。心の毒素を浄化せよ。穢(けが)れし御魂(みたま)に光を当てよ。苦しみ、痛み、悲しみ、憎しみ、全てが気付きの素ならん。全てが己の内より出でて、己の気付きを促(うなが)さざるや。病と闘う、そは誤り。病を己の友として、友に親しみ付き合えよ。なくす、除くは偽りなり。己の心を改めずして、病の消えるを望むが徒(あだ)なり。全てが神の恵みと思えよ。気付かぬ我が子の誤りを、苦痛で教え示さんとさる。苦痛のときこそ、感謝を強めよ。感謝と気付きを神に捧げよ。己の内なる毒を禊(みそ)ぎて、浄化を頂く証(あかし)ならん。さにて本日、心の病全てに通ずる、病の意味と治し方、付き合い方を教えたり。時間をかけて焦らずに、積み来し誤り、非を詫びて、時の流れに回復を待て。不治の病にあらざれば、気長に己と向き合えよ。 (夢の意味についてお教えください)では教えん。夢にも意味のあるものもあり。未来の予兆を教えるものもあり。この世の危険や、災難伝えて人に警告するものもあり。なれど多くの人の見る夢、夜中の眠りに現わる夢は、多くは生活、雑事を顕(あらわ)す、その者の内を映すもの。なれば心の疲れし者は、疲れし情景、夢に見ん。なれど、心の嬉しき時には、嬉しく明るき夢を見るもの。なれば眠りを大切にせよ。己の心の状態を、夢にて問わば明らかなるらん。よき夢見るは健やかなり。苦しく辛き夢見る者は、心に翳(かげ)りのある者ならん。夢にて占う風習もあり。なれど、多くは誤りなれば、真(ま)に受け、騒ぎて慌てるなかれ。神は夢には現れぬもの。教え、伝えは夢にてなさず。急ぎのときは別なれど、必ず現(うつつ)の状態のとき。意識のあるとき、なすものなれば。 (夢の中では別の次元になるといいますが)そもまた人の誤りなり。夢は人の想念なれば、別の次元に行くにはあらず。なれど、人は眠りの中にて、己の疲れを癒しつつ、明日の力を養うものなり。なれば、心を高めることも、眠りの大事な働きならん。