2016/09/08(木)08:10
三輪山より ◆出口王仁三郎・作 祝詞三種◆
三輪山より ◆「感謝祈願詞」「天津祝詞」◆2016年1月27日~
お役目のある方に奏上していただきたい祝詞出口王仁三郎「霊界物語六十巻 第十四・十六章」より「感謝祈願祝詞 みやびのことば」「天津祝詞 あまつのりと」の二種です。節分の祝詞に続けて読みます。 感謝祈願詞(みやびのことば)
至大天球の 主宰に在坐て 一霊四魂、八力、三元、世、出、燃、たかあまはらの つかさにましまして ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、 地成、弥、凝、足、諸、血、夜出の 大元霊なな、や、ここの、たり、もも、ち、よろづの もとつみたま 天之御中主大神 霊系祖神高皇産霊大神あめのみなかぬしのおほかみ たかみむすびのおほかみ 体系祖神神皇産霊大神の 大稜威を以て 無限絶対無始無終にかむみむすびのおほかみの おほみいづをもって かきはにときはに 天地万有を創造り賜ひ 神人をしてかかる よろづのものをつくりたまひ おほみたからをしてかかる 至真至美至善之神国に 安住せ玉はむがために 太陽、太陰、大地を造りうるはしきみくにに すまはせたまはむがために ひ、つき、くぬちをつくり 各自々々 至粋至醇之魂力体を 賦与玉ひおのもおのも きよきみたまを さづけたまひ また八百万天使を 生成給ひて 万物を愛護給ふまたやおよろずのかみを うみなしたまひて すべてをまもりたまう その広大無辺大恩恵を 尊み敬ひ 恐み恐みも白すそのひろきあつきおほめぐみを たふとみうやまひ かしこみかしこみももうす 掛巻も 畏き 大地上の国を 知召しますかけまくも かしこき あしはらのくにを しろしめします 言霊の 天照国は 千代万代に 動く事無くことたまの あまてるくには ちよよろずよに うごくことなく 変る事無く 修理固成給ひし 皇大神のかはることなく つくりかためなしたまひし すめおほかみの 敷坐す島の 八十島は 天の壁立つ極み国の 退立限りしきますしまの やそしまは あめのかべたつきはみくにの そぎたつかぎり 青雲の 棚引く極み 白雲の堕居 向伏限りあをくもの たなびくきはみ しらくものおりゐ むかふすかぎり 伊照透らす 大稜威は 日の大御守と 嬉しみ尊みいてりとほらす おほみいづは ひのおほみまもりと うれしみたふとみ 常夜照る 天伝ふ 月夜見神の神光はとこよてる あまつたふ つきよみのかみのみひかりは 夜の守と 青人草を 恵み撫で 愛しみ賜ひよるのまもりと あをひとぐさを めぐみなで いつくしみたまひ 殊更に 厳の御魂ことさらに いづのみたま 天勝国勝国之大祖 国常立尊はあまかつくにかつくにのおほみおや くにとこたちのみことは 天地初発之時より 独神成坐而 隠身賜ひあめつちなりいでしときより すになりまして すみきりたまひ 玉留魂の霊徳を以て 海月如なす 漂へる国土をたまつめむすびのみいづをもって くらげなす ただよへるくにを 修理固成て 大地球の水陸を 分劃ち賜ひつくりかためて くぬちのうみくがを わかちたまひ 豊雲野尊は 足魂の霊徳を以て 植物を生出とよくもぬのみことは たるむすびのみいづをもって きくさをなりいで 葦芽彦遅尊は 生魂の霊徳を以てあしかびひこぢのみことは いくむすびのみいづをもって 動物を愛育て 大戸地、大戸辺、宇比地根、いけものをめでそだて おほとのぢ、おほとのべ、うひぢね、 須比地根、生杙、角杙、面足、惶根の全力を以てすひぢね、いくぐひ、つぬぐひ、おもたる、かしこねのちからをもって 万有一切に 賦り与へ 天地の万霊をしてすべてのものに くまりあたへ あめつちの みたまをして 惟神の大道に よらしめ賜ひかむながらのおほぢに よらしめたまひ 神伊邪那岐尊 神伊邪那美尊はかむいざなぎのみこと かむいざなみのみことは 天津神の神勅を畏み 天の瓊矛を採持ちあまつかみのみことをかしこみ あまのぬほこをとりもち 豊葦原の 千五百秋の 水火国を 浦安国ととよあしはらの ちいほあきの みづほのくにを うらやすくにと 怜に完全具足に 修理固成し賜ひて 遠近の国の悉々うまらにつばらに つくりかためなしたまひて をちこちのくにのことごと 国魂の神を生み 産土の神を任け賜ひて くにたまのかみをうみ うぶすなのかみをまけたまひて 青人草を したしく守り賜ふあをひとぐさを したしくまもりたまふ その大御恵を 仰ぎ敬ひ 喜び奉らくと白すそのおほみめぐみを あおぎうやまひ よろこびまつらくともうす 現身の世の習慣として 枉津神の曲事に 相交こりうつそみのよのならひとして まがつかみのまがことに あひまじこり 日に夜に 罪悪汚濁に沈みて 現界の制律に 罪せられひによに つみけがれに沈みて うつしよのみのりに つみせられ 幽界にては 神の政庁の 御神制の随々かくりよにては かみのみかどの みさだめのまにまに 根の国底の国に 堕行むとする 蒼生の霊魂をねのくにそこのくにに おちゆかむとする あをひとぐさのみたまを 隣み賜ひて 伊都の霊 美都の霊の大神はあはれみたまひて いづみたま みづみたまのおほかみは 綾に尊き豊葦原の 瑞穂の国の 真秀良場 畳並るあやにたふときとよあしはらの みづほのくにの まほらば たたなはる 青垣山 籠れる 下津岩根の高天原にあをかきやま こもれる したついはねのたかあまはらに 現世幽界の 統治神として 現れ給ひうつつかくりよの すべかみとして あらはれたまひ 教親の命の 手により 口によりて をしへみおやのみことの てにより くちによりて 惟神の大本を 講き明し 天の下四方の国をかむながらのおほもとを ときあかし あめのしたよものくにを 平けく 安けく 豊けく 治め給はむとしてたひらけく やすらけく ゆたけく をさめたまはむとして 日毎夜毎に 漏る事無く 遺る事無くひごとよごとに もるることなく おつることなく 最懇切に 百姓万民を 教へ諭し賜ふいとねもごろに おほみたからを おしへさとしたまふ 神直日 大直日の 深き広き限り無き 大御恵をかむなほひ おほなほひの ふかきひろきかぎりなき おほみめぐみを 嬉しみ忝なみ 恐み恐みも 称辞竟うれしみかたじけなみ かしこみかしこみも たたへごとを へ奉らくと白すへまつらくと もうす 天地初発之時より 隠身賜ひしあめつちなりいでしときより すみきりたまひし 国の太祖 大国常立大神の御前に 白さくくにのおほみおや おほくにとこたちのおほかみのみまへに まをさく 天の下四方の国に 生出し 青人草らの身魂にあめしたよものくにに なりいでし あをひとぐさらのみたまに 天津神より 授け給へる 直霊魂をしてあまつかみより さづけたまへる なほひのみたまをして 益々 光華明彩至善至直 伊都能売魂と なさしめ賜へますます ひかりうるはしき いづのめのみたまと なさしめたまへ 邂逅に 過ちて 枉津神のために 汚し破らるる事なくわくらはに あやまちて まがつかみのために けがしやぶらるることなく 四魂五情の 全き活動に由てたまとこころの まったきはたらきによりて 大御神の天業を 仕へ奉るべく よく忍耐勉強もっておほみかみのみわざを つかへまつるべく よくたへしのびもって 尊き品位を保ち 玉の緒の 生命長くたふときしなをたもち たまのをの いのちながく 家門高く富栄えて 甘し天地の 花となり光となりいへかどたかくとみさかえて うましあめつちの はなとなりひかりとなり 大神の神子たる 身の本能を 発き揚しめ賜へおほかみのみこたる みのさがを ひらきあげしめたまへ 仰ぎ願はくは 大御神の 大御心に 叶ひ奉りてあふぎねがはくは おほみかみの おほみこころに かなひまつりて 身にも心にも 罪悪汚穢過失 在らしめずみにもこころにも つみけがれあやまち あらしめず 天授之至霊を 守らせ給へ もとつみたまを まもらせたまへ 凡百の事業をなすにも 大御神の 恩頼を 幸へ給ひてすべてのなりはひをなすにも おほみかみの みたまのふゆを さきはへたまひて 善事正行には 荒魂の勇みを 振起しよごとまさわざには あらみたまのいさみを ふりおこし 倍々 向進発展 完成の域に 立到らしめ給へますます すすみひらき まったきのさかひに たちいたらしめたまへ 朝な夕な 神祇を敬ひ 誠の道に違ふ事無くあさなゆうな かみたちをうやまひ まことのみちにたがふことなく 天地の御魂たる 義理責任を全うし 普く世の人とあめつちみたまたる ぎりつとめをまっとうし あまねくよのひとと 親しみ交こり 人欲のために 争ふ事を恥らひしたしみまじこり わたくしのために あらそふことをはぢらひ 和魂の親みに由て 人々を 悪まずにぎみたまのしたしみによりて ひとびとを にくまず 改言改過 悪言暴語無く 善言美詞の神嘉言を以てあやまちをくい ののしることなく みやびのかむよごとをもって 神人を 和め 天地に代るの勲功をかみがみを なごめ あめつちにかはるのいさをしを 堅磐に常磐に建て 幸魂の愛深く 天地の間にかきはにときはにたて さちみたまめぐみふかく あめつちうちに 生とし生ける万物を 損ひ破る事無くいきとしいけるものを そこなひやぶることなく 生成化育の大道を 畏み 奇魂の智に由て かむながらのおほみちを かしこみ くしみたまのひかりによりて 異端邪説の真理に 狂へる事を覚悟べくまがのをしへのことわりに くるへることをさとるべく 直日の御霊に由て 正邪理非直曲を 省みなほひみたまよりて ことのよしあしを かへりみ 以て真誠の信仰を励み 言霊の助によりてもってまことのあななひをはげみ ことたまのたすけによりて 大神の御心を直覚り 鎮魂帰神の神術に由ておほかみみこころをさとり みたましづめのみわざによりて 村肝の心を 練り鍛へしめ賜ひてむらきものこころを ねりきたへしめたまひて 身に触る 八十の汚穢も 心に思ふ 千々の迷もみにふるるやそのけがれも こころにおもふ ちぢのまよいも 祓ひに祓ひ 退ひに退ひ 須弥仙の神山の 静けきが如くはらひにはらひ やらひにやらひ みせんのみやまの しづけきがごとく 五十鈴川の流の 清きが如く 動く事無く 変る事無く わちがはのながれの きよきがごとく うごくことなく かはることなく 息長く 偉大く 在らしめ賜ひおきながく たくましく あらしめたまひ 世の長人 世の遠人と 健全しくよのながひと よのとほひとと まめまめしく 親子 夫婦 同胞 朋友 相睦びつつおやこ めをと はらから ともがき あひむつびつつ 天の下 公共のため 美はしき人の鏡としてあめのした おほやけのため うるはしきひとのかがみとして 太じき功績を 顕はし 天地の神子と 生れ出たるいみじきいさをを あらはし すめかみのみこと うまれいでたる その本分を 尽さしめ賜へそのつとめを つくさしめたまへ 総の感謝と 祈願は 千座の置戸を負てすべてのかんしゃと いのりは ちくらおきどをおひて 玉垣の 内津御国の 秀津間の国の 海中のたまがきの うちつみくにの ほつまのくにの わだなかの 沓嶋 神嶋の 無人島に 神退ひに退はれおもと うらとの しまじまに かむやらひにやらはれ 天津罪 国津罪 許々多久の罪科を 祓ひ給ひしあまつつみ くにつつみ ここたくのつみを はらひたまひし 現世 幽界の 守神なる 国の御太祖 うつしよ かくりよの まもりがみなる くにのおほみおや 国常立大神 豊雲野大神くにとこたちのおほかみ とよくもぬのおほかみ 亦た 伊都の御魂 美都の御魂の御名に また いづのみたま みづのみたまのみなに 幸へ給ひて 聞食し 相宇豆那比給ひさちはへたまひて きこしめし あひうづなひたまひ 夜の守 日の守に 守幸へ給へとよのまもり ひのまもりに まもりさきはへたまへと 鹿児自物 膝折伏せ 宇自物 頸根突抜てかごじもの ひざをりふせ うじもの うなねつきぬきて 恐み恐みも 祈願 奉らくと白すかしこみかしこみも こひのみ まつらくともうす 天津祝詞(あまつのりと)
高天原に 元津御祖皇大神たかあまはらに もとつみおやすめおほかみ 数多の天使を 集へて 永遠に 神留りますあまたのかみがみを つどへて とことはに かみつまります 神漏岐 神漏美の 御言以ちて 神伊邪那岐尊かむろぎ かむろみの みこともちて かむいざなぎのみこと 九天の 日向の 立花の小戸の 阿波岐ケ原につくしの ひむかの たちばなのおどの あはぎはらに 御禊ぎ祓ひ玉ふ時に なり坐せる 祓戸の大神たちみそぎはらひたまふときに なりませる はらひどのおほかみたち 諸々の曲事 罪穢を 祓ひ玉へ 清め賜へと もろもろのまがこと つみけがれを はらひたまへ きよめたまへと 申す事の由を 天津神 国津神 八百万の神たちともにまをすことのよしを あまつかみ くにつかみ やほよろづのかみたちともに 天の斑駒の耳 振立てて 聞食せと 恐み恐みも白すあめのふちこまのみみ ふりたてて きこしめせと かしこみかしこみももうす 「神言 かみごと」 出口王仁三郎 霊界物語より 2016.4.24~ 高天原に神つまりますたかあまはらに かみつまります 大天主太神の命もちてもとつみおやすめおおかみの みこともちて 八百万の神たちを神集へに集へたまひやおよろずのかみたちを かむつどえにつどえたまい 神議りに議りたまひて 伊都の大神 美都の大神はかむはかりにはかりたまいて いづのおおかみ みづのおおかみは 豊葦原の水穂の国を 安国と平けくとよあしはらのみずほのくにを やすくにとたいらけく 所知食さむと 天降りたまひき かく天降りたまひししろしめさむと あまくだりたまいき かくあまくだりたまいし 四方の国中に荒振神たちをば 神問しに問したまひ よものくぬちに あらぶるかみたちをば かむとわしにとわしたまい 神掃ひに掃ひたまひて語問ひし 磐根樹根立草の片葉をもかむはらいにはらいたまいてことといし いわねきねたちくさのかきはをも 語止めて 天之磐座放ち 天之八重雲をことやめて あめのいわくらはなち あめのやえぐもを 伊都の千別きに千別きて 天降りたまひきく天降りたまひしいづのちわきにちわきて あまくだりたまいきかくあまくだりたまいし 四方の国中を 安国と定め奉りてよものくになかを やすくにとさだめまつりて 下津磐根に宮柱太敷立て 高天原に千木多加知りてしたついわねにみやはしらふとしきたて たかあまはらに ちぎたかしりて 皇大神の 美頭の御舎仕へ奉りてすめおおかみの みづのみあらかつかえまつりて 天の御蔭日の御蔭と隠りまして 安国と平けく所知食あめのみかげひのみかげとかくりまして やすくにとたいらけくしろしめ さむ国中に 成出でむ 天の益人等が過犯しけむさむくぬちに なりいでむ あめのますひとらがあやまちおかしけむ 雑々の罪事は 天津罪とは あはなち みぞうめくさぐさのつみごとは あまつつみとは あはなち みぞうめ ひはなち しきまき いけはぎ さかはぎ くそへ ここたくの罪を ひはなち しきまき いけはぎ さかはぎ くそへ ここたくのつみを 天津罪と詔りわけて 国津罪とは 生はだだちあまつつみとのりわけて くにつつみとは いきはだだち 死はだだち しらひとこくみ 己がははをかせる罪しにはだだち しらひとこくみ おのがははをかせるつみ 己が子をかせる罪 ははと子とをかせる罪 子とははとをかせる罪おのがこをかせるつみ ははとことをかせるつみ ことははとをかせるつみ 畜をかせる罪 昆虫の災 高津神の災けものをかせるつみ はうむしのわざわい たかつかみのわざわい 高津鳥の災 畜仆し蠱物せる罪たかつとりのわざわい けものたふし まじものせるつみ ここたくの罪出でむ かく出でば 天津宮言もてここたくのつみいでむ かくいでば あまつみやごともて 天津金木を 本打切り末打断ちてあまつかなぎを もとうちきりすえうちたちて 千座の置座に置足はして 天津菅曾を本刈断ち末刈切りてちくらのおきくらにおきたらわして あまつすがそをもとかりたちすえかりきりて 八針に取裂きて 天津祝詞の太祝詞言を宣れやはりにとりさきて あまつのりとのふとのりとごとをのれ (↓天津祝詞の太祝詞言×3回↓) 高天原に神留り坐す 神漏岐・神漏美の命以ちてたかまのはらにかむづまります かむろぎかむろみのみこともちて 伊邪那岐命 諸々の禍事罪穢れあらむをばいざなぎのみこと もろもろのまがごとつみけがれあらむをば禊祓給ひし時に 祓戸の大神阿波岐原清め給え みそぎはらえたまいしときに はらえどのおおかみあはぎはらきよめたまえ (↑天津祝詞の太祝詞言↑ここまで) かく宣らば天津神は 天の磐戸を推披きて かくのらばあまつかみは あめのいわとをおしひらきて 天の八重雲をいづの千別きに千別きてあめのやえぐもをいづのちわきにちわきて 所聞食さむ 国津神は 高山の末短山の末に上りましてきこしめさむ くにつかみは たかやまのすえひきやまのすえにのぼりまして 高山のいほり短山のいほりを 掻別けて 所聞食さむたかやまのいほりひきやまのいほりを かきわけて きこしめさむ かく所聞食しては 罪といふ罪はあらじとかくきこしめしては つみというつみはあらじと 科戸の風の天の八重雲を 吹放つことの如くしなどのかぜのあめのやえぐもを ふきはなつのごとく 朝の御霧夕の御霧をあしたのみぎりゆうべのみぎりを 朝風夕風の吹掃ふことの如くあさかぜゆうかぜのふきはらうことのごとく 大津辺にをる大船を舳解放ちおおつべにおるおおふねをへときはなち 艫解放ちて 大海原に 押放つことの如くともときはなちて おおわだのはらに おしはなつことのごとく 彼方の繁木が 本を焼鎌の敏鎌もておちかたのしげきが もとをやきがまのとがまもて 打掃ふことの如く 遺る罪はあらじとうちはらうことのごとく のこるつみはあらじと 祓ひ給ひ清めたまふ事をはらいたまいきよめたまうことを 高山の末短山の末より さくなだりに落ちたきつたかやまのすえひきやまのすえより さくなだりにおちたきつ 速川の瀬にます瀬織津比売といふ神はやかわのせにますせおりつかみというかみ 大海原に持出でなむ かく持出で往なばおおわだのはらにもちいでなむ かくもちいでいなば 荒塩の塩の八百道の八塩道の 塩の八百会にますあらしおのしおのやおじのやしおじの しおのやおあいにます 速秋津比売といふ神 持可可呑みてむかく可可呑みてははやあきつひめというかみ もちかかのみてむかくかかのみては 気吹戸にます 気吹戸主といふ神いぶきどにます いぶきどぬしというかみ 根の国底の国に 気吹放ちてむ かく気吹放ちてはねのくにそこのくに いぶきはなちてむ かくいぶきはなちては 根の国底の国にます 速佐須良比売といふ神ねのくにそこのくににます はやさすらひめというかみ 持佐須良比失ひてむ かく失ひては もちさすらいうしないてむ かくうしないては 現身の身にも心にも 罪といふ罪はあらじとうつそみのみにもこころにも つみというつみはあらじと 祓ひたまへ 清めたまへと白すことを 所聞食せとはらいたまえ きよめたまえともうすことを きこしめせと 恐み恐みも白すかしこみかしこみももうす ※天津罪・国津罪とは※
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E3%81%A4%E7%BD%AA%E3%83%BB%E5%9B%BD%E3%81%A4%E7%BD%AA